2021年12月31日金曜日

Iさんへの礼状


 このたびは過分な募金をいただき、誠にありがとうございます。大切にお志を使わせていただきます。

I様に当会の会報にご登場いただいたのは、2018年1月号でした。早いものですね。

お話の中心は、国民学校や自宅庭への機銃掃射という1945年当時の戦争体験でした。なかでも印象深かったのは、「戦争は終わってからも生活が大変だ」と言われたことです。一番つらかったのは履くものもなかったため、畑の麦踏みなどを裸足でやり、血がにじんだことだったと。

当地での戦争体験を具体的に伺うのは私も初めてでした。恐怖感や被害の甚大さを身近に感じるとともに、戦争は2度と繰り返させてはならないと決意をあらたにしたものです。

 残念ながら昨今の政治情勢は油断できませんね。敵基地攻撃能力の保有とか、来年の参院選時に改憲のための国民投票をといった、社会の歯車を後ろに回すような議論が飛びかっています。I様が語られた戦争体験と平和への願いの今日的な意義はいっそう増しているのではないでしょうか。

ご承知の通り、憲法や九条を守り、生かしたいという国民は大勢います。ことし5月3日の朝日新聞の世論調査では「憲法9条は変えないほうがよい」が61%を占めました。どの政党の支持率よりも大きな塊といっても過言ではありません。

当地の九条の会もおかげさまで、講演会が連続的に盛況で、駅頭宣伝も継続して実施し反響を得ています。会員・会報読者は18年当時の267人から現在597人に増え、期待や信頼を広げています。

こうした仲間・友人と、もちろんI様と、「憲法を生かすすべての勢力は共同を」の訴えを掲げて粘り強くがんばりたいと思います。草の根から憲法が輝く希望ある日本への道を切り開き、前進することは必ず可能だと確信しています。 

寒さに加えてコロナ禍の不安も増しています。どうかお身体大切に、ますますご活躍ください。またお会いできる日を楽しみにしています。(写真=2021大晦日の空)

2021年12月30日木曜日

紫いも

 


  「農薬を使わず育てています」。シールに手書きで記されたアピール文。農協の直売所で知人の作った紫いもを見つけ、購入しました。

パープルスィートロードという品種で、初秋から冬の時期が旬です。

10分ほど蒸し器に。鮮やかな紫色=写真=になり、食すと、甘味が強いさつまいもでした。

アントシアニンという色素を含み、発ガン性物質を抑える抗酸化作用があるといいます。栄養ある食べ物をいただいた気持ちになりました。

2021年12月27日月曜日

月明かりの下で

   北海道など厳寒の地とはレベルが違うと思いますが、けさは当地も冷えました。6時の気温はマイナス2度。今冬の最低気温です。

外に出ると、空には半月が真上で輝き、地上を照らしています。

懐中電灯を手にしながら散歩する夫婦。ペダルを重そうにこぎつつ追い抜いていく自転車の人。出勤途中でしょうか。大型のマンションを見上げると、10数軒で明かりがついています。

ラジオ体操の会場に着きました。芝を踏むと、バシバシと霜を踏む音がします。

「きょうは冷えたね」「寒いね」。そう口にしながら集まってくるみなさん。一昨日は小雨模様でしたが、十数人が集まったといいます。”寒さなんて”という気概かも。

月明かりの下、きょうも体操が始まりました。

2021年12月13日月曜日

握手

  気候危機問題で鹿児島の女子大生が勇気を奮い、駅前で一人演説。それを見た中学生が「かっこいい」と語る場面がテレビで紹介されていました。

 鼓舞され、先日、駅前宣伝の開始前、一人でマイクを握りました。「憲法を守る運動は負けるはずがない」との思いで。

 大和市の男性から「がんばって」と握手を求められました。対話も弾み、うれしかった。



2021年12月8日水曜日

河津桜とコロッケ

  


 ラジオ体操に出かける6時台の前半は暗闇に包まれています。

晴れた日の東の空は、日の出を待つかのように地上近くが白く、その上は薄い青色に。住宅の黒いシルエットの輪郭がくっきり見えます=写真=。

きょうも、寒い、寒いといいながら体操が始まり、終える頃、朝の光が。

リーダーのKさんによれば、初春、近郊に咲く河津(かわづ)桜を有志で見に行くのが会の恒例の行事だとのこと。濃いピンク色をした河津桜。早咲きの桜を見ていると、春はもうすぐだと思うといいます。

「来年はぜひ行きましょう。会場近くの総菜屋さんでコロッケを買って、みんなで食べる。これが楽しいんですよ」

2021年11月29日月曜日

手作りラーメン

 

久し振りにやってきた息子がラーメンを作ってくれました=写真=。

凝っていたのはスープ。昆布、カツオ、豚肉、鶏挽き肉という海と山の幸が時間をかけてブレンドされ、具には卵、ホウレンソウ、ネギ、チャーシューを。

奥深いうまみが広がり、満足感の高い一品でした。

2021年11月24日水曜日

冬桜

 


 「めずらしい」と見上げた公園の一角で、桜が咲いていました=写真=。

 淡いピンク色の小さめの花。山桜と豆桜が交配して生まれた冬桜です。

 近所の人によれば、「例年咲くのは12月初め。ことしは早い」とのことです。

2021年11月15日月曜日

450人が故郷に帰ることができなかった

   衆院選挙後、憲法を変えるとの発言が相次いでいます。その本丸は、憲法9条に自衛隊を書き込むことだといわれています。

憲法9条は、戦争放棄にとどまらず、戦力不保持、交戦権否認を定めています。

この九条をいま本当に変える必要があるのでしょうか。

■作家の向田邦子さんはエッセー「鹿児島感傷旅行」の中で、戦前、列車が福岡の八幡製鉄所のそばを通過するさい、陸軍の憲兵により、列車の窓が閉められたと記しています。軍部により、情報や国民が統制されていたことを示す事例の一つです。

こうした軍部が闊歩した先は戦争への道でした。アジア・太平洋戦争では310万人の日本国民と2000万人を超すアジア諸国民が犠牲になりました。

海老名の出兵数、戦死者数をご存知でしょうか。

出兵数は1350人。1940年(昭和15年)当時、海老名町の世帯数は1800世帯です。8割近い家から戦地に、「万歳、万歳」の声のもと駆りだされた。

そして450人が戦死しました。出兵した3割の方が海老名に帰ることができなかった。家庭の幸福も破壊された。戦争の本質は人の死といわなければなりません。

 ■こうした痛苦の教訓に立って憲法9条は、軍部という組織を抱えこまないことを定めました。それは戦後、海外での武力行使の歯止めとなり、戦死者を作り出さなかった。

過日、憲法9条を守る署名に応じた高校生はその思いについて、「私の将来を台無しにしてほしくない」と力を込めて話しました。その通りだと思います。


 憲法9条を守り抜く道は、命を守り、日本と世界の平和を築く大道です。


2021年11月1日月曜日

いくら説明しても届かない


 自民党幹事長甘利明氏の衆院選小選挙区での落選が報じられたのは、きょう11月1日午前0時ころでした。同党の現職幹事長の敗北は史上初。6時間後、氏の地元神奈川13区内のラジオ体操会場でもその話で持ち切りになりました。

「甘利、やっぱり落ちたな」

「当然だよ」

「選挙事務所も選挙中なのに閑散としていたよ」

「いつもなら何回もかかってくる支持依頼の電話も、今回は一回もかかってこなかった」

 

2016年の現金授受疑惑を引きずる氏。31日夜の党本部で、記者団に「政治とカネの問題が逆風になったか」と問われると、苦しい胸の内をこう明かしたといいます。「いくら説明してもなかなか届かない。ジレンマを感じている」

そうでしょう。落選は当然だと話した先の方はきっぱり指摘します。

「甘利は、(現金授受疑惑を)『自分は知らなかった』と、繰り返し秘書のせいにするだけだ。上司として無責任だし、汚い」

こうした「言い逃れている」との受け止めが地元有権者にある限り、氏が何回も説明したと強弁したところで届かないはずです。説明の中身自体や真摯な反省こそ問われているのです。

 甘利氏の今回の敗北は、政治の説明責任の重要性を改めて示しています。


2021年10月31日日曜日

響かせたい主人公の声

  けさ、ラジオ体操の会場に着くと、数人の方が雑談中でした。聞こえてきたのは選挙の話。きょうは衆院選投票日です。

 「あの人、議員になって長いな」

「父親も議員だったよな」

「私、あの人、どうしても感じが良くないわ」

親しい間柄なのか、率直な話が続いていました。

体操が終わると、よく話を交わすKさんが「これから投票だよ」。近くのコミセンが投票所だといいます。

お昼前、外出すると、近くの小学校の投票所に向かう若い夫婦らの姿がありました。 


いま、政治を身近に感じる人はかつてなく増えているはずです。

新型コロナでは多くの人がついこの前まで不安の毎日でした。感染しても病院にかかれず、「自宅療養」の名で放置されたのですから。この40年来、感染症の入院ベッドは半分にされていました。政治の責任が厳しく問われます。

「自助」の名のもとに、格差と貧困もぐーんと広がっています。昨日のTBS「報道特集」では、2日間、何も食べていないという青年が紹介されました。自宅の冷蔵庫はカラッポでした。若い力が生かされない世の中なんて将来があるのかと、義憤に駆られます。 

日本国憲法の基本理念は「国民が主人公」です。主人公の声をいまこそ響かせるときです。そうすることで、政治も必ず変わります。

2021年10月30日土曜日

回転寿司

 小学校の学習支援教室。2年生のKさんがやってきて、覚えた九九を聞いて欲しいと言いました。

 言い始めたのは2のだん。「二七14」のところで、つまずいてしまいました。繰り返しましたが、また同じところでストップ。

 そうしていると、友だちのTさんがやってきて、2のだんは回転寿司を思い出すと、わかるよとKさんに言いました。

 Tさん「最高で何さら食べたことある?」

 Kさん「私、7さら」

 Tさん「じゃ、7さらだと、ぜんぶで何こになる?」

 Kさん「えーと、14こ」

 Tさん「うん。それを2のだんになおすと、2かける7だよ」

子どもは回転寿司が大好き。身近な例を使った、子どもから子どもへの親切なアドバイスです。

しばらくすると、2のだんについて声を出し合うKさんとTさんの姿がありました。

 

2021年10月18日月曜日

平和への願いは巨大

                        

   首相の岸田文雄氏は自民党総裁選で、自衛隊明記等の改憲に意欲を示した。緊張が増す台湾情勢にも「安保法制に従って対応する」と公言。戦争の危険性を高める姿勢だ。

 憲法9条への自衛隊明記は、海外での武力行使の歯止めとなってきた同2項の戦力不保持の空洞化を招きかねない。安保法制は安倍政権が2015年、岸田氏も外相として強行し、他国を武力で守る集団的自衛権を容認した。台湾海峡で米中が軍事衝突した際は自衛隊が米艦などを防護し、最前線の沖縄などは戦闘に巻き込まれる可能性も高い。 

そもそも違憲の安保法制は廃止される必要がある。中国による台湾への軍事的干渉や尖閣諸島への領海侵犯は、平和を根底から脅かす覇権主義行為あり、厳しく批判されるべきだ。同時に、軍事対軍事の悪循環は絶対に避け、徹底的な外交努力で問題を打開する道こそ求められる。 

自衛隊を9条に明記する安倍改憲は「世論が盛り上がらなかった」と、世論の前に挫折せざるを得なかった。最近の総選挙向けの世論調査(NHK、10月11日放映)でも改憲重視は3%にとどまる。世論は「人の屍(しかばね)をこえた上に獲得された」(加藤陽子東大教授)日本国憲法を力に、巨大な平和への願いを擁している。岸田氏が平和に背を向け続けるならば、世論との矛盾拡大は必至だ。

 

2021年10月4日月曜日

「MINAMATA」を観て

   


   映画「MINAMATA―ミナマター」を観ました。平日の11時30分開始の上映に、約50人の観客。「公害の原点」とされる水俣病を扱う“地味な”映画なのにと、少し驚きました。「朝日」3日付(写真)に、水俣病問題が今回の映画も含めて大きく紹介されたことも、影響しているのかもしれません。

 映画はドラマ仕立てですが、原因企業チッソの不正や腐敗ぶりを正面から取り上げています。なによりも、大企業の懐柔工作等に揺れながらも正義や勇気を不屈に貫く、写真家ユージン・スミス(191878、役ジョニー・デップ)をはじめとする市民の「生き方」が感動的でした。

 水俣病は患者が公式確認されてから65年を経過します。しかし、いまだ解決していません。感覚障害が確認されながら患者認定されない被害者は現在も約7万人。水俣病被害者救済法(2009年成立)は健康調査を速やかにおこなうことを政府に求めているのに、政府は調査の開始時期や範囲さえ示していないのです。

 政府と大企業の驚くべき不条理な姿勢。この現状が続くことはけっして許されない――今回の映画製作やそれを紹介したマスコミに、また映画観覧に足を運んだ市民にも、そのエネルギーを感じる日になりました。

2021年9月19日日曜日

語られた政治

 


 台風一過、きょう19日は青空が広がり、風が心地よく吹いています。

 朝のラジオ体操時の話題は新型コロナでした。市内の公共施設で感染が発生したことにふれ、ある人が「そもそも日本は水際で防ぐことに失敗したからね」と発言。さらに驚いたのは、ほかの人から「国会が開かれていないのは問題だよ」との発言が飛び出したことです。

  ラジオ体操時の雑談といえば、天気などが通常のテーマ。ワクチンの接種等については話題になりましたが、国会の開会要求を無視する政府への批判は初めてです。

 それだけコロナ対応等で不安や不信を強めざる得ない深刻な事態が「目の前で」続いているということでしょう。市内の基幹病院ではクラスターが発生し、亡くなる入院患者が相次ぎました。現在も入院できず自宅に放置される人は後を絶ちません。 

にもかかわらず、国民置き去りの権力闘争が繰り返される自民党総裁選。コロナ対策等、口にする同候補者らですが、本当に国民の命を守り抜くと覚悟を決めているのならば、同対策を丁寧に議論するための臨時国会の早期開会に向けても動くべきでしょう。

 体操仲間の発言に筆者も、国会の召集が必須と同意しつつ、臨時の医療施設の設置などこそ喫緊の課題だと発言。うなずく仲間の顔がありました。

2021年9月13日月曜日

虹が見えました

 家を出たときはどんよりした曇り空でしたが、ラジオ体操の会場に着くころは一部青空に。

開始前はいつもの雑談です。

きょう、葉山の知人に会いに行くというのはKさん。車で1時間余かけて、ちょくちょく行くといいます。

葉山といえば、葉山牛が知られていますが。

「高価だから、食べたことないですよ」

おしゃべりが楽しみとのこと。

夏休みが過ぎても参加し続ける小学6年のSさんもやってきました。

いま学校の給食はコロナで、簡易給食ですか。

「簡易給食って」

パンと牛乳とその他少しだけとか。

「いえ、ちゃんとほかのも出ますよ」

好物はミートスパゲティだといいます。

作業着姿で現われたのは農家のTさん。

きょうは直売場に野菜は何が並ぶ予定ですか。

「いや、2、3日前から何もなくなってね」

これから並ぶ予定の野菜は大根かカブだといいます。

体操が始まりました。

途中で、「虹だ」の声。東の空に薄い色でしたが、虹がかかっています。何人かの人は体操をやめてスマホを向けて撮影。「いいことありそう」との声も。

けさも穏やかにラジオ体操から始まりました。

2021年9月12日日曜日

武器で国は守れない

   


  神奈川県のえびな・九条の会は9月11日、汗ばむような気温の中、海老名駅東口で58回目の「生かそう憲法」スタンディングを行いました。

 9人が参加。「9条を生かし、平和な日本を」「国民主役の政治を」「原発ゼロの日本を」「核兵器禁止条約にサインを」などの手作りポスターを掲げてアピールすると、じっとポスターを見つめる市民、「署名はできますか」と駈け寄る女性などの姿が見られました。

 会世話人のOさんは、自民党総裁選に立候補表明した高市早苗前総務相の「欧米並みで考えると10兆円になる」との軍事費増額発言(10日)に言及。「びっくりしました。武器で国を守れないことはアフガニスタンでの経験を見ても明らか。医師・中村哲さんのような医療や農業への支援こそ、憲法9条をもつ日本にふさわしい活動です」

 座間市の女性は改憲発議反対!署名にサイン。「きのう、総裁選に出馬表明した河野太郎さんは改憲にも意欲を見せ、恐ろしいと思いました。父親が戦争で苦労したことをよく話していたので、私は護憲です」ときっぱり語り、会の会報読者にもなりました。

 行動終了後、参加者はその場で感想や意見を交換し、コロナ問題、自民党総裁選、沖縄・基地問題などについての発言が続きました。 

 

2021年8月30日月曜日

参加カード

                   


  小学4年のKさんは今夏、地域のラジオ体操に雨の日を除く30日間参加しました。体操の前後には周囲の大人と言葉を交わします。

生まれは金沢市。当地には2歳のとき引っ越してきました。金沢には親戚が住んでいるため、いまも遊びに行くといいます。

小生もKさんに、金沢に旅行したさい、兼六園に行ったこと、美術館の展示が見事だったこと、和菓子がおいしかったこと等、語りかけました。Kさんはニコニコしながら、「金沢は魚も美味しいよ」。

「東京」29日付は、2020年の小中高生の自殺者数が前年から100人増の499人であったことに触れつつ、コロナ禍による外出自粛等のストレスも背景にあると報じています。あわせて、教育専門家の「学校や地域の大人が子どものSOSをすくい上げないといけない。子どもの問題を家族だけに対応させないことが大事」との発言も紹介されていました。コロナ下の子どもを、地域でもフオローすることの大切さを考えさせられる記事です。

Kさんのラジオ体操の参加カードは判で埋まっています。この夏、朝早く起きて頑張った、たまものでしょう。「担任の先生にもそれを見せたら」。「うん。そうします」

2021年8月27日金曜日

守り抜きたい憲法9条

 


 神奈川県海老名市の九条の会はこのほど、海老名駅前で57回目の「生かそう憲法」スタンディングを行いました=写真=。

 雨が降り続く中、10人が参加。「世界の宝 憲法を守ろう」「核兵器禁止条約にサインを」「臨時の医療施設を」などと書かれたポスターを掲げました。

 清水れい子さん(73)は、多くの国民が中止・延期を求めていた東京五輪を菅義偉政権が強行したことに怒るとともに、「憲法9条を失うようなことになっては大変と思い、参加しました」。

 通行中の厚木市の國吉眞信さん(84)は改憲発議反対署名にサイン。「戦争は人を殺すだけ。人間として許せない。戦争放棄の9条は大事だ」と話しました。

2021年8月11日水曜日

ワーキングプア

 

 ラジオ体操開始前の雑談で、米や野菜を作る農家の人が言いました。

 「私、ワーキングプアだね。朝から晩まで働いても年収が百万とか二百万だよ」

子どもに農家を引き継いで欲しいとは言えないとも。額に汗して農地と向き合っても、「貧しい」と口にせざるを得ない国。なんて不条理なんでしょうか。

米作りについていえば、ここ20数年、歴代自民党政府の市場まかせの政策により、生産者米価は下落を続けています。生産費が60㌔で1万5000円を超えるのに、農家の手取り米価は1万2000円前後。

それがいま、コロナ禍によるコメの需要激減で在庫が増大し、21年産の米価も暴落が懸念されています。米は国民の主食です。菅政権は生産費を償う米価の実現に責任を果たすべきでしょう。

同農家の直売所(写真)でナスを購入しました。豚肉を加えてみそで炒めると、旨味がギュと濃縮され、ご飯がすすみました。

2021年7月31日土曜日

ミニトマトを収穫

  庭のミニトマトが次々に赤く熟しています=写真=。

緑色の実を含めると、その数は120個ほどに。春、購入した苗は小さな2株でした。成長の勢いに驚きつつ、毎日のように収穫しています。

冷蔵庫で冷やすと、瑞々しく、甘みもあるミニトマト。みずから育てた野菜の味は他に
代えがたいものがあります。

2021年7月22日木曜日

5周年

 

朝のラジオ体操会が先日、5周年を迎えました。参加して数カ月の筆者も体操終了後の記念撮影に加わりました。撮影者は写真愛好家のNさん。自前の高価そうなカメラに脚立も用意した、本格的な撮影会です。

「せっかくだから、みんな、マスクを取ろうよ」「笑ったほうがいいかな」「(同じ公園内で練習している)サッカー少年にも声をかけようよ」。30数人のにぎやかな声が飛び交う中、パシャリ。「もう一枚だよ」。

記念品(写真)もありました。袋の中にはノートやメモ帳のほか、野菜ジュースも。野菜ジュースはある参加者の差し入れでした。

つい先日まで、体操前の雑談でもっぱら話題になったのはワクチン接種です。「2回目、終わった?」「熱は?」。そして接種日が近づくと、筆者にも解熱剤が回ってきました。会のリーダー格の人が用意した薬で、みんなの“お守り”にもなりました。

けさは体操中、両手を伸ばし、顔を空に向けると、ライトブルーの空に刷毛(はけ)ではいたような軽やかな白い雲が見えました。雲の種類の一つ、巻雲(けんうん)です。

参加者の中からつぶやく声が聞こえました。「雲がきれい」。

2021年7月12日月曜日

木村草太さん講演会が盛況

 


 神奈川県海老名市の九条の会は10日、木村草太・東京都立大学教授の講演会を開き、272人が集いました。時事問題やユーモアも取り入れた話に共感の輪が広がりました。

講演で木村氏は、銀行を通じた居酒屋への圧力など、コロナ禍の中での政府の強権的な措置について、法的根拠はないと指摘。「憲法に緊急事態条項があるとまずいぞということがシュミレーション的に見えている」と語りました。

生活保護問題についても憲法の個人の尊重の理念に照らすならば、「その算定はいいかげんな計算をしてはならない」と強調。同性婚が人権を大事にする国では広がっていることなども紹介しつつ、「個人の尊重は憲法の中核。憲法の未来は明るい」と話しました。

海老名市の10代の参加者は、「とても分かりやすかった。公民の教科書に木村先生の主張が書かれていると、うれしいと思った」と感想を語りました。

   写真説明  講演する木村草太さん=10日、海老名市

2021年7月7日水曜日

子ども観戦は中止を

 


 児童・生徒の東京五輪観戦問題について、神奈川県海老名市の市民有志は7月5日、市教育委員会を訪ね、申し入れ書「えびなっ子の五輪観戦は中止を」を提出しました=写真右側が申し入れる市民=。一日たらずの取り組みの同書には市民50氏が賛同。市の観戦事業に対する強い批判が示されるものになりました。

同市では当初の申し込みから1万人の子ども・保護者がキャンセルしたものの、市の強い観戦推進のもと、現在でも3000人強の子どもが参加を予定。

学校現場では、保護者が参加できる子どもだけが観戦可能であるため、参加できる子・参加できない子という“分断”さえ生まれています。申し入れでは、「公教育で親が参加できるときだけ子どもが参加できるという行事があるか」との問いに、市教委の担当者は、「特別の場合以外は見当たらないと思う」と答えざるを得ませんでした。

また、市の防災無線等で連日、感染防止策として、「人と会うときは少人数・短時間で」と呼びかけられているのに、サッカー観戦の時間帯は夕刻から深夜に及びます。その整合性について市側の明確な説明はありませんでした。

申し入れ参加者は、教育活動は子どもの健康や命を守ることこそ最優先課題だと強調しました。

2021年6月28日月曜日

ミニトマトを栽培

  


   ミニトマトを庭で育てています。初めての挑戦です。

5月上旬、苗を2株、農協の直売所で購入。高さのあるプランターに植え、毎日の水やりが日課になりました。

枝はグイグイ伸び、現在150㌢程に。黄色の小さな花が咲くと、そのあとに実が次々に付き始めました。緑色のつやのある楕円形の実です=写真。

きょう、実を数えると、53個ありました。ミニトマトは成長に勢いがあるとは聞いていましたが、「え、こんなに」と少し驚きです。

収穫が楽しみになってきました。

2021年6月19日土曜日

コロナ対策に集中を

   新しく作製した赤地ののぼり旗がはためく中、えびな・九条の会は6月12日、海老名駅前で「生かそう憲法」スタンディングを行いました。

11人が参加。「五輪中止!コロナ対策に集中を」「世界の宝・憲法を守ろう」などのポスターで意思表示するとともに、マイクで命と平和を守る政治が必要だと訴えました。

9条改憲NO!署名には7人がサイン。海老名市さつき町の女性は「やぱり平和が大事です」とペンを走らせ、自ら署名板に歩み寄った若い女性も笑顔で名前を記しました。

同行動
では会報読者も新たに2人増えました。

2021年6月2日水曜日

愛情ある政府を

   電話ではつながりにくいと聞いていたので、インターネットで試みた。新型コロナのワクチン接種だ。

予約開始時間の午前9時、市の予約窓口にアクセス。市から送られてきた10ケタの接種券番号と生年月日を打ち込む。画面に映る予約可能日時。希望日時を指定し、最終場面に進む。だが、予約がいっぱいのため最初からやり直せとの指示。

同じ作業を繰り返すたびに、予約可能日が画面から消えていく。必死にならざるを得ない。4回目、予約がやっと確定したが、希望した日からはずっと遅れた日だった。

 電話で予約する人はもっと悲惨だ。最近の新聞にも、「初日40回、2日目30回、3日目20回とかけ続け、5日目やっとつながった」等の記事が掲載されていた。

ワクチン接種を巡るこうした各地での混乱や悲痛な訴えは、政府が課題解決の先頭に立つことなく、「早い者勝ち」「自己責任」方式でやられているからであろう。 

一日も早くワクチン接種を受け、安心・安全の日を迎えたいとの思いは切実だ。これに応える、いたわりのあるワクチン接種のやり方は存在する。

福島県檜枝(ひのえ)村では、村職員が手分けして各戸を訪問。家族構成や職種を考慮して村役場が接種日時を各人に割りふったことで、予約は必要がなく、集団接種がスムーズに進行しているという。同県の相馬市でも市役所が選挙名簿で対象者を把握し、接種日時を指定。公平性が担保され、住民は予約を取る必要がない。

やはり国民に愛情のある政府が一日も早く必要だ。

2021年5月30日日曜日

「署名すれば良かった」

   先日の「生かそう憲法」駅前スタンディング行動のさいのこと。9条改憲NO!署名を呼びかける九条の会会員の横を通り過ぎた中学生らが「署名すれば良かった」と話すのを、スタンディング中の会員に聞こえたといいます。

駅前を行き交う大勢の市民。けっして無関心のまま通り過ぎてはいないことがわかります。

いま日本政府は、台湾海峡で米中が軍事衝突した場合、安保法制にもとづく対応がありうるとし、自衛隊参戦の危険を隠そうとしていません。コロナ危機に乗じた改憲手続き法の改定も強行されようとしています。9条を中心とする改憲を許さない運動はけっして緩めることはできません。

中学生らの声を耳にした会員は、「実際に署名までに至らなくても共感してくれる瞬間があったことはうれしかった」と振り返っています。戦争をしない、軍隊を持たないとうたう憲法9条。若い世代を含む市民にこの9条を守り生かし、平和な日本を築
こうと、粘り強く訴え続けたいと思います。

2021年5月27日木曜日

朝のすがすがしさ

  先日、ラジオ体操仲間のSさん(82)が包丁を足の上に落とし、出血が止まらないという事件があった。家人も不在で、自分で近所の医院まで歩き、診てもらったという。

   一週間ほど休み、久し振りに顔を見せたSさん。Kさんが屈託のない声をかけた。

 「私の電話番号を教えるので、何かあったときは遠慮せず声をかけて。車で送ることぐらいできるから」

 その日、ラジオ体操から帰る道すがらSさんは、「Kさんの親切、うれしかった」とつぶやいた。

 朝の10分間足らずの体操。緩いつながりだが、すがすがしさを覚える出会いの場でもある。


2021年5月8日土曜日

一日の始まり

 


   玄関を出ると、曇天の空でしたが、雨は上がっていました。ラジオ体操の広場に向かう道沿いの畑ではジャガイモの薄紫色の花が咲き、民家の軒先に咲く真紅のバラの葉には雨粒がついています。

広場に着くと、「富士山が見えますよ」。マンション間のすき間に遠望できる富士山の斜面。現地は晴れているのか輝いて見えます。

体操中、「パン工場の匂いがするね」と男性が声を発しました。風に乗って漂う近くのパン工場からの甘い匂い。大型連休が明け、きょう(5月6日)からまた始まる小学校の給食用のパンを焼いているのでしょうか。

体操を終え、帰途に。黒いカバンを手に急ぎ足で駅に向かう人、風を切るように自転車を走らせる高校生とすれ違います。いつも姿勢よく歩く人とは通常より手前の地点で出会いました。早出なのでしょうか。

さぁ、私もきょう、予定したことをやらなければ。

2021年5月4日火曜日

これからも参加しますよ

  3日の「生かそう憲法」駅前スタンディング。Tさん(82)は隣りの町から電車に乗ってやってきました。

朝、新聞を見たTさんの目に飛び込んできたのは、改憲について「賛成」が「反対」を上回るという世論調査。「黙ってはいられない」と思いました。これまでも原爆の映画会や憲法の講演会に足を運び、平和への思いを培ってきました。

よく晴れた憲法記念日のこの日の参加者は20人。距離を取りつつ、「9条改憲NO!」(写真)と手書きされたボードなどを堂々と掲げると、歩行者からは親指を立てたジェスチャーや手を振っての激励がありました。

改憲発議反対署名の呼びかけにも反響がありました。自分から近寄ってきた横浜市のサッカー部員という高校2年生は、「戦争になると、俺たちはきっと死ぬだろうから、平和でないとね」とサインに力を込めました。

ボードを掲げつつこうした光景に接したTさん。「これからも機会を見つけて参加しますよ」

2021年4月29日木曜日

ホウレン草

  近所の野菜直売所に、ホウレン草(写真)が並んでいました。

そばの畑で作業中の農家の人によれば、ホウレン草は7種類くらいあり、植えてから3カ月ほどで出荷できるとのこと。そして、「きょう出しているホウレン草は葉が細いけれど、一番おいしいよ」

ではと、胡麻和えに挑戦。白すり胡麻をたっぷり使った甘めの和え衣がホウレン草によく絡み、おいしかったです。

2021年4月25日日曜日

新しい知人

 ラジオ体操に参加し、会話を交わす人が増えています。

Nさん。80代。43年前、東京から当地に。中心部にも田んぼが広がっていたと振り返ります。ラジオ体操の「効能」について、「走れなかったのが走れるようになりました」。

Fさん。60代。茨城県出身。ヨガのさい、股関節が痛かったが、ラジオ体操を通して痛みが減ったといいます。

Kさん。生まれも育ちも当地の70代。ラジオ体操歴5年。「カゼをひきにくくなりました」。

Eさん。80代。毎日、マンション8階からの眺望を楽しんでいます。昨年は1カ月ほど、痛風でラジオ体操を休みましたが、「生活のリズムができていいですよ。ラジオ体操」。

参加者には中学1年生も。「部活に役立つかも」が参加のきっかけですが、その部活はまだ決まっていません。好きな教科は国語。「文章を書くのが好きなので」。

みなさん、共通して明るい雰囲気の持ち主。会話も弾みます。

2021年4月17日土曜日

真っ白なバラ

 

ラジオ体操の会場で、「バラの花が咲いたので、帰りにどうぞ」と、声をかけられました。

参加者がそろって同宅に向かうと、垣根沿いに真っ白なバラが満開です。植えて5、6年たつとのこと。切りばさみや包む紙も用意されていました。

ご親切に感謝しつつ持ち帰り、花瓶に。漂う荘厳な美しさ。純真な気持ちにさせてくれるようです。

2021年4月11日日曜日

花のプレゼント

   新年度、学習支援の配属校が変わりました。

最初の出勤日、最寄りの駅から徒歩で新しい小学校へ。十数分歩いた住宅街の中にありました。

玄関はどこ?

昼休み、フェンス内にいた児童に尋ねると、「こっちだよ」と案内役に。

何年生か尋ねると、「2年生」といいます。

親切だねと話していると、別の児童が先生といっしょにやってきました。

「これ」

校庭横で摘んだのでしょうか、差し出されたのは紫色の一輪の花(写真)でした。

新任の先生と思われたのでしょうか。

心が温まるスタートとなりました。

2021年4月5日月曜日

輪になって


   顔に花びらが桜の古木から落ちてきました。上半身を空に向かって曲げたときです。青い空には半円の白っぽい月も。

地域のラジオ体操に、知人に誘われて参加しました。早朝6時半からの10分間、雨や台風などのとき以外は毎日、5年間続いている行事です。参加者は30人程。市民有志の自主的な取り組みで、持ち寄った数台のラジオから体操の掛け声が流れます。

「走れるようになりましたよ。走れなかったのが」。帰り道、80代と思われる男性が快活に語りかけてきました。参加は4年目を迎え、生活の一部だとも。

広場の桜の横で、輪になってイチ、ニィ、サン。明日の朝も出かけるのがちょっと楽しみです。

2021年3月29日月曜日

戦争反対 不屈に

 


   ことしの3月10日は孫にあたる落語家・林家三平さんの子息(4歳)と歩き、平和の大切さを伝えたという。作家の海老名香代子さん(87)からいただいた手紙に記されていた。

1945年3月の東京大空襲で家族6人が犠牲に。「戦争はけっしてならじと次の世代に伝えるのが私の使命」と戦後76年間、3月を迎えると被災地の墨田区内を歩き、追悼の手を合わせてきた。2005年からは手弁当で、東京大空襲の犠牲者を悼む「時忘れじの集い」を主宰。参加者は1200人を超えたこともある。

ことしはコロナ禍で集いを中止せざるを得なかったが、「老いた身ですが、頑張って時忘れじの集いを続けて参ります」と決意を語る。また、ことしは米国大使館のヤング臨時代理大使から同行事等に感謝する手紙が届けられた。

長い間、戦争反対を訴え続ける海老名さん。それこそ不屈に。内外の少なくない人々の心と響き合っていることは間違いない。(写真は、相模川沿いの桜=3月29日)

2021年3月28日日曜日

桜と桜餅

   用事があって近郊の町に出かけました。久しぶりに乗った電車の窓に飛び込んでくる満開の桜。住宅の横で、公園のそばで、道路沿いで、淡い桃色の花が咲きあふれています。この時期だけの豪勢な光景に、目が釘付けになりました。 

 帰途、駅前の和菓子屋へ。小さな間口ですが、古くから続く店です。手作りのおいしそうな和菓子のなかから選んだのは桜餅。少量の買い物であったのに、80代と思われる店主から、「ありがとうございました」と丁重にお礼の言葉を言われました。

 帰宅後、緑茶とともに口に運んだ桜餅(写真)。巻いてある桜の葉は、桜の香りを感じさせるとともに、あんこや餅の甘さを引き出す塩気が絶妙でした。

2021年3月21日日曜日

ピョコンと

  強い雨と風が吹き荒れる日でした。プレハブ校舎にある放課後の学習支援教室。

 1年生のSくんは、外の渡り廊下を歩いてきたので、ランドセルがびっしょりぬれていました。換気扇が不気味な音を響かせています。

「怖いよぉ」

小さな体を震わせ、目に涙を浮かべています。普段から性格の優しい児童です。

「大丈夫だよ。先生がいるから」

ランドセルを拭きつつ、声をかけました。

帰宅時、雨脚は弱まっていましたが、Sくんはまだ不安気な様子です。家が近いKくんと一緒に帰ることに。

玄関先まで見送り、車に気を付けることなどを伝えました。

翌日の支援教室。やってきたSくんが「きのうはありがとうございました」。笑顔でピョコンと頭を下げました。

2021年3月17日水曜日

雨ニモマケズ 駅前スタンディング

  神奈川県海老名市の九条の会は3月 13日、海老名駅相鉄改札口で、「生かそう憲法」スタンディング(53回目)を行いました=写真=。

途中から雷も鳴り響く荒れ模様の天気でしたが、11人が参加。「守ろう憲法9条」「接待疑惑の究明を」「原発ゼロの日本へ」「なくそう核兵器」「ワクチン早く」などのポスターが掲げられました。

この日はハンドマイクも使用し、弁士は東京五輪・パラリンピック大会組織委の森喜朗前会長による女性蔑視発言を厳しく批判するとともに、ジェンダー平等の前進や選択的夫婦別姓制度の早期実現などを訴えました。

雨の中、速足で歩く通行人が少なくないなか、ポスターをじっと見つめる人も。声をかけて対話となった男性は憲法9条について、「戦争放棄は賛成」と語りました。

えびな・九条の会主催による木村草太東京都立大学教授の講演会(7月10日〈土〉14時開会、海老名市文化会館小ホール)のチラシは、引き返して受け取る人などもいて、用意した40枚すべてが配布されました。若い世代の受け取りが良かった
ことも特徴でした。

2021年3月16日火曜日

市役所のパネル展に参加

  神奈川県海老名市の市民団体の活動を紹介する「仲間づくりパネル展」が16日、海老名市役所1階ロビーで始まり、えびな・九条の会も参加しました=写真=。22日まで。

同展は海老名市内の約60の市民団体の連合組織「生きがい発見塾」が主催。九条の会のパネルには、会呼びかけ人の井上ひさし、加藤周一、澤地久枝ら9氏の写真や憲法九条全文のほか、えびなの会が「日本国憲法を守る一点」で講演会や駅前スタンディングに取り組み、会員・会報読者が増えていることなどが紹介されています。

市役所を訪れて同パネルに足を止めた40代の男性は、「関心があります。戦争を考えても憲法を守ることが大切だと思います」と話しました。

2021年3月14日日曜日

荒天の翌朝

  きのう、東京ではラグビーの試合が途中で、落雷の可能性を考慮して中止となったといいます。当地も雷鳴まじりの大雨でした。

けさは一転して快晴に(写真)。青空が広がり、気分も明るくなります。

小学校の桜の枝には薄い桃色のつぼみも。間もなく開花を迎えそうです。

高台からは丹沢の山並みがくっきり見えました。

2021年3月4日木曜日

幼稚園の前で

  朝の散歩コースに幼稚園があります。いつの頃からか、園の前で挨拶を交わす職員がいます。先方から挨拶されたことがきっかけです。

年齢は70代中ごろでしょうか。園庭や道路上の枯れ葉などの清掃を担当し、園児送迎用のマイクロバスも運転しています。散歩中の犬に駈け寄り、頭をなでている場面に遭遇したことも。

けさ、園のそばを通ると、園内にいた職員が私に向かって、「おはよう」と手を挙げました。

こんど、話しかけてみようかと思います。

2021年2月25日木曜日

フリージアの甘い香り

  帰宅し玄関を開けると、甘くフルーティーな香りが漂います。

靴箱の上に置かれたフリージアの切り花の芳香です。

農協の直売所で購入しました。品質が良かったのか、つぼみの状態から、赤や白の鮮やかな花を次々に咲かせています。

華やかで上品な美しさは、見ているこちらも元気になるようです。

2021年2月21日日曜日

日の出は6時20分

 


   早朝、ウォーキングに。7時近くまで暗かった冬季ですが、いま当地の日の出は6時20分。6時を回ると、明るくなり始めます。

きょうは高気圧に覆われるため、最高気温が20度を超えるとのこと。朝の空気も穏やかです。

小学校のフェンス沿いでは桜がつぼみを膨らませていました。もう一カ月ほどで開花でしょう。季節は着実に春に向かっています。

2021年2月20日土曜日

ビーツをジュースに

  北海道から送られてきたビーツ。スーパーにはほとんど並んでいない、あまりなじみのない野菜です。

外見は赤カブのようで、果肉は鮮やかな赤紫色。ビタミンやミネラルが豊富なスーパーフードとして注目され、最近もインターネット販売では日本在住の外国人にとくに好評で、即完売したといいます。ロシアの家庭料理「ボルシチ」はビーツと牛肉を使った赤いスープです。

拙宅ではジュースに使ってみました。ビーツとバナナ、ゆず果汁、水をジューサーでかくはん(写真)。濃厚な甘い香りが口いっぱいに広がりました。やみつきになりそうです。