2021年5月27日木曜日

朝のすがすがしさ

  先日、ラジオ体操仲間のSさん(82)が包丁を足の上に落とし、出血が止まらないという事件があった。家人も不在で、自分で近所の医院まで歩き、診てもらったという。

   一週間ほど休み、久し振りに顔を見せたSさん。Kさんが屈託のない声をかけた。

 「私の電話番号を教えるので、何かあったときは遠慮せず声をかけて。車で送ることぐらいできるから」

 その日、ラジオ体操から帰る道すがらSさんは、「Kさんの親切、うれしかった」とつぶやいた。

 朝の10分間足らずの体操。緩いつながりだが、すがすがしさを覚える出会いの場でもある。