えびな・9条の会の憲法学習会(写真)の開催に向けて、案内ポスターの掲示をコミュニティセンターなど公共施設にお願いして回りました。そのさい、「政治的な課題だ」などの反応もありましたが、憲法学習の公的な性格やその今日的意義を話し、了解を得る施設などが生まれました。
戦争防ぐ現実的な力に
もともと憲法の学習は戦後、公教育の場で脈々と受け継がれています。
現在も小学6年生の社会科教科書は、日本国憲法を国の政治の基本的なあり方を定めたものと指摘し、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を3つの原則と紹介。平和主義については、九条の戦争放棄・戦力不保持・交戦権否認を踏まえて、「外国との間に問題が起こっても、決して戦争をしないこと、そのために戦力(武力)をもたないことを定めています」(教育出版)と説明されています。
こうした憲法9条の平和主義は、国民の平和運動や世論とも結び、日本が海外で武力行使・戦争に踏み出すことを防いできました。「平和をつくり出す現実的な力として輝いている」といっても過言ではないと思います。
外交による平和的解決を
いま、北朝鮮の核・ミサイル問題は小学校などでも子どもの会話にのぼります。地図帳を広げて、「どこから飛んでどこに落ちた」とか、「怖い」等々。
このとき、地域や家庭で、「北朝鮮問題は武力ではなく、外交による解決を」と、憲法の平和主義にもとづく会話が交わされるならば、子どもらの不安をぬぐい、平和への希望を広げる確かな一歩になることでしょう。
青井未帆・学習院大教授を講師に迎え、「9条で平和を」をテーマに開かれる憲法学習会(10月10日〈日〉)午後2時開会、海老名市文化会館)。時宜に適した集いとして成功させたいと思います。
2017年9月30日土曜日
2017年9月24日日曜日
札幌のラーメン店で
2017年9月23日土曜日
青い空のもとで
青い空が澄み渡り、そのもとでコーヒーやソフトクリームを食する人びと(写真)。
法事で北海道に帰省したさい、札幌に立ち寄ると、道庁前広場で食のフェスティバルが開かれていました。街中に老若男女が集い、短い秋を自由に楽しむ光景は平和そのもの。見ているだけでも穏やかな気持ちになります。
でも、親戚が集まった席の話題の一つは北朝鮮のミサイル問題でした。異口同音に、「朝早くにJアラートが鳴り響くと、びっくりするし、怖い」。
ミサイルが再び北海道上空を越えた9月15日は北海道教委によると、道内の30以上の小中高校が登校時間を繰り下げたといいます。道民のなかには強い不安や戸惑いの声が広がっています。
このとき、安倍首相は国連総会で北朝鮮問題にふれて、「必要なのは対話ではない。圧力だ」と対話による解決を否定。その強硬ぶりはトランプ米大統領と並んで突出していました。
しかし、圧力だけで事態が改善しないことは、この間の北朝鮮問題の経過が示すところです。圧力一辺倒で、いったん武力衝突が起きると、「戦争は死ぬこと。それ以外ないです」(俳人の金子兜太さん)との指摘もあるように、破滅的な事態が必至です。
粘り強い対話と外交で北朝鮮問題の打開を――この世論をいっそう広げたいと思います。青い空のもとでの語らいをいつまでも続けるためにも。
法事で北海道に帰省したさい、札幌に立ち寄ると、道庁前広場で食のフェスティバルが開かれていました。街中に老若男女が集い、短い秋を自由に楽しむ光景は平和そのもの。見ているだけでも穏やかな気持ちになります。
でも、親戚が集まった席の話題の一つは北朝鮮のミサイル問題でした。異口同音に、「朝早くにJアラートが鳴り響くと、びっくりするし、怖い」。
ミサイルが再び北海道上空を越えた9月15日は北海道教委によると、道内の30以上の小中高校が登校時間を繰り下げたといいます。道民のなかには強い不安や戸惑いの声が広がっています。
このとき、安倍首相は国連総会で北朝鮮問題にふれて、「必要なのは対話ではない。圧力だ」と対話による解決を否定。その強硬ぶりはトランプ米大統領と並んで突出していました。
しかし、圧力だけで事態が改善しないことは、この間の北朝鮮問題の経過が示すところです。圧力一辺倒で、いったん武力衝突が起きると、「戦争は死ぬこと。それ以外ないです」(俳人の金子兜太さん)との指摘もあるように、破滅的な事態が必至です。
粘り強い対話と外交で北朝鮮問題の打開を――この世論をいっそう広げたいと思います。青い空のもとでの語らいをいつまでも続けるためにも。
2017年9月16日土曜日
ことしも梨狩りに
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