2018年8月17日金曜日

元気になるスイカ

  大きくてずっしり重いスイカをいただきました。作られた方は、どれが美味しいか、入念にたたいて選んだとのこと。
  冷やして二つに割ると、鮮やかな赤い果肉が目に飛び込んできました。大変甘くて、みずみずしく、食べているうちに元気になりました。
  暑い夏には最高の果物です。


2018年8月16日木曜日

8月15日 横浜で

 73回目の終戦記念日の15日、横浜のまちを歩きました。
 最初に、馬車道(ばしゃみち)の神奈川県立歴史博物館へ。戦時コーナーの説明文によれば、多くの軍事施設が設置された神奈川への空襲は、昭和17年4月18日から同20年8月15日まで、ほぼ毎日のように続いたといいます。横浜、川崎、平塚、相模原などの都市は焼夷弾による火災で大きな被害を受けました。
 展示物の一つに、焼夷弾用の砂袋がありました。表には、「必勝 長期戦示セ我等ノ底力 一億一心総力戦」との文字。戦争に国民を総動員するための精神的なスローガンです。でも砂袋は「効果はなかった」(説明文)。実際、歴史博物館にも空襲で焼け野原となった馬車道の写真が飾られていました。
 外に出ると、まばゆいばかりの青空でした。日本大通りの街路樹下では写生をする人たち。象の鼻パークでは入港中の大型客船を背景にダンスに興じる若者たち。山下公園(写真)の青い芝生ではシャボン玉を飛ばし、駆け回る子どもたち。いずれも生き生きとした姿です。
 戦争ができる国に絶対してはならない。ウソにまみれた政治とは決別を。そう考えつつ、まち歩きを続けました。

2018年8月14日火曜日

いつもより大きな声で

    炎天下の11日。海老名駅前自由通路で、九条の会は安倍9条改憲NO!3000万人署名行動をおこなった(写真)。

 8日に翁長雄志・沖縄県知事が67歳で急逝した。最後まで米軍新基地建設反対のために闘い続けた翁長さん。平和への志は強固だった。夫人によれば、「万策つきたときはいっしょに座り込もう」と語っていたという。沖縄出身の歌手・安室奈美恵さんはコメントで、「知事のご遺志がこの先まで受け継がれることを願っています」と述べた。

 署名行動ではいつもより大きな声が出た。
 「戦争放棄の憲法九条を守る署名です」
 弁士も声を張り上げた。
 「私たちは翁長知事の遺志をしっかり受け継ぎます。どんな困難があっても、憲法九条が生きる平和な日本をめざします。これからもここ自由通路に立ち続けます」

 署名に応じた母親がそばの小学3年という女の子に問いかけた。
 「戦争について賛成?、反対?」
 「反対。こわいから」
 「じゃ、あなたの名前も書いていい?」
 「自分で書きたい」
 部活帰りの高校生2人もペンを走らせた。「署名を集めたい」と用紙を持ち帰る女性や行動終了後も署名に駈け寄る人の姿もあった。
 行動には7人が参加。1時間で70人が署名に応じた。

2018年8月10日金曜日

海老名市のごみ有料化―いくら何でも急ぎすぎ

  神奈川県海老名市から配られた、ごみ有料化の基本方針案について、意見を3点、述べます。
  1点目。方針案に貫かれている考え方は、有料化することで分別の動機付けが働き、減量化が進むというものです。これは、負担を強いることで意識を変えさせるという強権的なやり方であり、その底流には市民を見下す姿勢があるといわなければなりません。
 しかも、有料化の1㍑当たり2円自体、全国的にも高い。45㍑のごみ袋を週2回出すことで計算すると、年間では4860㍑になり、金額にして年9720円の出費増です。この額をどう見るか。いま、野菜を買うときも5円でも10円でも安いものを探すという庶民にとっては、けっして低額ではありません。

  2点目。基本方針案には「ごみの減量化策の効果が頭打ち」と記されています。減量化策がギブアップしたので有料化は仕方がないという主張ですが、同じ方針案に「剪定枝(せんていし)の資源化」が記されています。これはこんごの施策としての位置づけです。減量化策がまだ頭打ちなどしていないことを自己暴露しています。
 全国には有料化しなくても、減量化策で成果をあげている自治体があります。県内でも三浦市は「ごみダイエット大作戦」と銘打って、一般ごみへのプラスチックの混入防止や生ごみの水切り徹底を進めています。
 水切り、つまり水分率が高いと、焼却の際、水の蒸発に熱が使われ、余計にエネルギーが必要になります。処理費用も高くなる。そこで三浦市は、野菜などは要らない皮などをむいてから洗い、要らない皮などはぬらさないようにすることなど、減量化策を事細かに呼びかけています。
  こうした結果、三浦市ではゴミの量が減少しています。平成23年、ごみの量は1万152㌧ありましたが、平成29年度は8154㌧になった。つまり6年間に2000㌧減った。20%減という大きな成果をあげています。

  3点目。ごみの減量化には、市民への啓発が重要であることは論を待ちません。しかし、海老名市のこれまでの啓発活動は非常に不十分です。
  この点で、秦野市の「秦野市ごみ減量通信」(写真)は具体的な内容で、参考になります。同通信は、平成18年からことし30年まで42号発行されています。一年に3、4回の割合で、草類(くさるい)の分別収集などを呼びかける通信が、自治会の回覧版で市民に届けられている。海老名市もこうした草の根型の啓発活動に学ぶべきです。

  結論として、海老名市の「有料化を来年秋頃に」という方針はいくらなんでも急ぎすぎです。ごみの集め方でも、集積場に持っていく出し方から、一棟ずつ収集する戸別収集に変えるといいますが、これは労力が多くなり、経費もかかることを市も認めています。ところが、市は「集めるルートが決まっていないので」として、その経費増さえ公表していません。有料化という結論ありきだからではないでしょうか。
  市は、有料化に踏み出す前に、減量化策を知見を集めてよく練ること、市民への啓発にもっと力を入れること、これらのことを最優先すべきです。

2018年8月5日日曜日

90年目のラジオ体操

  自治会主催のラジオ体操が始まり、参加しました。
  ラジオ体操はことしで90年といいます。子どものころ、夏休みに参加し、終わるとハンコをもらうために、役員のところに一目散に並んだ思い出があります。
  当地の会場はせみしぐれ。参加者は大人・子ども合わせて36人。開始後、前で手本となる役員が戸惑っていると、「テレビがあったほうがいいのでは」との声も飛び、笑いに包まれます。
  ラジオ体操は家の中でもやりますが、やはり外の方が体を伸び伸び動かせます。終わると、心地よい汗をかいていました。

2018年8月4日土曜日

自分の意思を強く持つ

  駅頭で安倍九条改憲NO!3000万人署名などを訴えているさい、頭のなかで繰り返す言葉があります。
 「自分の意思を強く持つこと」
  奮い立つような感じになり、「憲法九条を守る署名です」などの訴えに力がこもります。おのずから通行人の注目もひきます。

  同言葉は、アメリカンフットボールの悪質タックル問題で加害者となった日大生の記者会見時(5月22日)の発言です。シンプルながら日ごろの言動を問う言葉として印象に残りました。

 日大の同問題についての第三者委員会の最終報告書が公表(7月30日)されました。元理事は5月14日、加害学生に監督から反則行為の指示があったことへの口封じを図り、同意しなければ、「日大が総力を挙げてつぶしにいく」と圧力をかけたといいます。学生の記者会見はこの8日後に行われたことになります。

  どんなに怖かったことでしょうか。真実を明らかにすると、将来が巨大な力で閉ざされる危険があったのですから。
  それでも20歳の学生は前を向いた。顔を出さない謝罪はない、と一人で記者会見に臨み、理不尽な指導があったことを明らかにするとともに、犯した過ちの原因を直視しました。「生きる」うえで必要不可欠と考えたのでしょう。その勇気と誠意に改めて共感を覚えます。