2020年11月29日日曜日

中村哲さん上映会が盛況


 「すばらしい会をありがとう」。共感の声が相次いだ中村哲さんDVD上映会(えびな・九条の会主催)。1115日、海老名市文化会館で2回開かれ、いずれも会場いっぱいの参加者が詰めかけた。募金は15万803円に上った。

DVDはアフガニスタンでの中村医師らの農業用水路建設を紹介。命と食料が守られた住民は氏を抱きかかえ、「あなたは真摯にやってくれた」と称賛する。

その国の人が必要とすることに献身的に力を尽くす氏。人間の崇高な生き方がおのずから浮かび上がる。

あわせて印象的だったのは、「人は仕事をしていれば戦争なんか考えない。仕事がないからお金のために戦争に行く」との住民の声。「必要なのは武器や軍隊ではない。大事なのは生きること」との中村発言も紹介され、平和創出の道が憲法9条(戦争放棄・戦力不保持)の意義と響き合うように押し出されていた。

氏の行動に感銘を受ける人、遺志を受け継ぐ人は大勢いる。会はそのことをいま一度鮮明にした。

2020年11月5日木曜日

ランドセル

  落語家の林家三平さんが来年2021年のカレンダー「笑点暦」で、お題の「いっぱい」を使った川柳を披露しています。

 「ランドセル夢いっぱいの一年生」

ほのぼのとした句です。背中いっぱいのランドセルを揺らしつつ、いそいそと登校する姿が目に浮かびます。

ランドセルといえば、筆者の勤める小学校の一年生が「これ手作りなんだよ」と言って、自分のランドセルを誇るように見せてくれたことがあります。特製の立派な皮製品でした。

その子は特別支援級の児童で、家族の愛情がランドセルいっぱいに詰まっているようでした。下校時になると、親はニコニコ顔で迎えにきます。

その児童もいま3年生に。支援教室にやってくると、漢字の書き取りや計算問題に意欲的に取り組み、筆者にも「〇○ちゃーん」と声をかけてくれます。