2016年3月31日木曜日

44年目の桜

 近所の小学校の桜は31日朝、5分咲き位に(写真)。44年前の開校時、広い校庭の周囲に植えられた桜です。校庭ではもう少しで新入生の元気な声も響き渡ります。

2016年3月24日木曜日

花言葉は不滅

 朝の散歩中、民家の玄関先から沈丁花(ジンチョウゲ)=写真=の甘い上品な香りが漂ってきました。春の到来を告げる香りに心が踊ります。
 思わず、松任谷由美さんの♪「春よ、来い」を口ずさみました。
 「淡き光立つにわか雨 いとし面影の沈丁花 あふるる涙のつぼみから ひとつひとつ香り始める」
 沈丁花の花言葉は不滅です。

2016年3月22日火曜日

吹奏楽部の“青春万歳”

さわやかな笑顔
 地域の県立高校吹奏楽部の定期演奏会に出かけ、魅了されました。
 なによりも演奏に迫力がありました。地域のコンクールでも金賞を獲るなど実力を備える同部ですが、当夜は、音楽が素人の筆者も「音が伸び伸び出ている」と共感し、高揚感を覚えました。
 加えて感心したのは、ゲスト出演した同校の野球部や合唱部、ダンス部とのコラボレーションが見事だったことです。リズム感あふれる演奏や合唱に合わせて、男女のダンス部が統率の採れた切れのある踊りを舞台いっぱいに披露。どの部の生徒も高校生活をエンジョイする、さわやかな笑顔が印象的でした。

企画・運営の主体は生徒
 演奏会で配布されたプログラムに、学校長や部顧問のあいさつがありました。
 定期演奏会の企画・運営は伝統的に生徒主体で行われているといいます。日常では、自治会の秋祭りや福祉コンサートに出演するなど、地域社会の一員としての活動も。さらに、紛争などで傷ついた子どもたちを助ける「ドイツ国際平和村」への募金活動に協力し、当日も会場に募金箱が置かれていました。
 自主性や自発性が尊重されるとともに、地域との連携や国際平和への協力もすすめる生徒たち。主権者を育む人間教育のあり方の一つが示唆されているのではないでしょうか。
 
 演奏会の最後に顧問の教員から、卒業する3年生の一人ひとりに花束が贈られました。涙ぐむ生徒。そして、「3年間の部活は楽しかった」と笑顔で振り返る代表の生徒。会場から送られる盛大な拍手は、“青春万歳”と聞こえるようでした。(イラスト=当日の演奏会パンフレットから)

2016年3月19日土曜日

相次いだ安倍内閣批判 戦争法廃止行動で

 戦争法の成立強行からちょうど半年の19日、地域の「9条の会」の戦争法廃止署名行動(写真)に参加しました。開始時の午後には朝からの雨も上がり、署名を訴えやすい天気に。一時間の行動で125筆の署名が寄せられました。

 駅頭での署名行動は、通行中の人に、天下の政治課題への協力を訴える”真剣勝負”。名前と住所という個人情報を、まったく知らない人間に差し出してもらうわけですから、当方も歩行者の眼をしっかり見て、堂々かつ誠心誠意、体全体で声をかけます。
 今回も、人の生死に直結する戦争法、南スーダンなどでは自衛隊が戦闘に巻き込まれる危険が迫っていると、訴えに力が入りました。 
 
 「戦争はいやだ」と真っ先に署名に応じたのは、4月から中学に進む男子生徒。当方も、未来の主権者の真剣な対応に励まされ、「戦争法、必ず廃止しようね」と話しかけました。続いて16歳の男子高校生も、「平和が大事だから」と述べてペンを走らせました。

 今回、特徴的であったことは、戦争法問題にとどまらず、安倍政権批判の声が聞かれたことです。
 70代と思われる男性は、「安倍首相は国民のほうを向いていないからだめだ」と強い口調で発言。中年の女性も、国会の審議中、読書にふけったり、携帯をいじったり、居眠りをしていた松島みどり元法相について、「どうなっているのかしら。国会議員の資格ないですよね」と語り、怒りを露わにしました。
 最近の世論調査では内閣支持率が低下しています。軌を一にする特徴が今回の署名行動でも示されました。

2016年3月8日火曜日

広い市民が参加した図書館学習会

 神奈川県海老名市の図書館と市民を結ぶ会は3月5日、初の学習会「図書館って楽しいよ」を同市内で開きました(写真)。図書館の本来の値打ちを学びつつ、「ツタヤ図書館」問題も考えようというもの。どのくらい集まるか心配でしたが、37人が参加し、会場は満席になりました。

 講師の葉山敦美・座間市立図書館主幹は、公共図書館が本来、あらゆる個人・施設に開かれていることを強調。病気の情報を求める市民に、定評のある医療書をいっしょに見てもらうなどの行き届いたサービス例を紹介しました。
 さらに氏は、公共図書館には子どもの居場所としての役割があると言及。佐賀県の伊万里市立図書館はミッション(使命)のなかに、”きみたちの一歩のためにこの図書館はあるんだよ”を掲げ、地域との結び付きを深めていると語りました。

 同学習会の準備中、驚いたことは、主催側も知らないところで参加の輪が広がったことです。
 電話で参加を申し込んできた女性は開口一番、「ありがとうございます」。「ツタヤ図書館」を導入した海老名の図書館問題にモヤモヤしていただけに、今回のような学習会を待っていたと一気に語りました。 
 学習会のチラシは全市議に届けましたが、参加するだけでなく知人等に声を開ける市議も生まれました。市内の喫茶店の二店はチラシの掲示を快諾。参加申し込みは当日まで続きました。そして学習会終了後のアンケートにはそろって共感の声が述べられていました。

 文化的な生活を願うとともに、行政の温かい心遣いを求める市民は少なくない。海老名の新しい市民運動は確信を深めてスタートしました。