2017年1月29日日曜日

小中高生がやってくる図書館

  本屋がない。当たり前と言えば当たり前の光景です。昨年11月にオープンした神奈川県大和市立図書館(写真)。置かれている本は文字通り、“市民の本”です。入り口のすぐそばから「蔦屋書店」が構えるわが街の図書館(海老名市立中央図書館)とは大きく違っていました。

座席数は795
  大和市立図書館でまず目を引くのは、座席が多いこと。「だれもがくつろげるように」と、どの階にも多種多様な座席があり、その数は795席。
   読書室の座席はボックス型で仕切りがあるほか、窓際の座席(写真)一つひとつにもライトが付くなど、使いやすさや居心地の良さが追求されています。見学時も閲覧席には大人にまじって、教科書や絵本を開く小学生の姿がありました。
  購読雑誌の数は約400冊。さまざまなジャンルの雑誌が置かれ、市民の人気のコーナーです。新聞(政党紙含む、写真下)はその週の分と当月分が利用しやすく並び、専用台で読むこともできます。

ティーンズコーナー、まんがコーナーも
  児童書は蔵書数が13万8千冊(海老名の図書館は11万8千冊)と豊富です。大和市立図書館は従来から「発行された児童書を全部購入する図書館」として知られていますが、新装後もこの方針が引き継がれています。

  「ティーンズコーナー」には中高生向けに、学校生活や将来の進路を考えるのに役立つ本を整備。「まんがコーナー」には懐かしの漫画や人気漫画がそろえられています。「こどもシアターブース」ではアニメに親しむ小学生らの姿も(写真)。
  持ち込みの弁当などを食べられる食事・歓談スペース(80席、写真下)は開放的な空間に設けられ、くつろぐ市民や小中高生らの姿がありました。

すべての市民の利用めざして
  「すべての市民に利用される施設を目指す」という大和市立図書館。公立図書館本来のあり方を考えるうえで非常に参考になります。

2017年1月28日土曜日

柔らかく、甘味も十分

  旬が冬から春先というブロッコリーを知人からいただきました。
  小粒の品種で、中央がこんもりして、つぼみが締まっています。葉も付いていました。
 原産地はイタリアを中心とする地中海沿岸。日本で一般に広く出回るようになったのは1980年代といいますから、まだ新しい緑黄色野菜です。ビタミンCなどが豊富に含まれていることでも知られます。
 ブロッコリーの茎は普段、表面の皮が硬いため、皮を厚めにむくことが少なくありません。いただいた品種は、さっとゆでると、茎も葉も本当に柔らかい。そのままで甘味が十分ありました。

2017年1月13日金曜日

柚子湯に最高

  散歩の途中、道端の標示に目が留まりました。
  「柚 ご自由にお取りください。柚湯に最高です」
  民家のそばの柚子の木はどの枝にもたわわに実をつけています。実の黄色が朝日に映えています。
  躊躇しながらもいくつかいただきましたが、主はなんて気前が良いのでしょう。
  親切に心が温まるようでした。

2017年1月10日火曜日

きょうのお弁当


 おかずは、卵焼き、シャケ、昆布巻き、チーズの燻製、きんぴらごぼうを少量ずつ。
 シャケは北海道産。昆布巻きには身欠きニシンを入れました。燻製は自宅用燻製鍋を使って。
 ごはんは茨城の親戚のお米です。

2017年1月9日月曜日

自由通路が輝くまちに

 神奈川県の海老名自由通路を考える会は1月8日、海老名市で「駅前自由通路に自由を」と宣伝行動を行いました。冷雨が降るなか、ビラを受け取る人が続きました。訴えた内容を紹介します。

判例でも許可は不要
 海老名駅ご利用のみなさん。本日は、私たちがいま立っている自由通路を名称の通り、市民が伸び伸びと利用できる通路にしたい、そして自由の精神があふれる海老名のまちにしたいと訴えています。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
  さて、みなさん。昨年3月、海老名市は、自由通路で「アベ政治を許さない」などのプラカードを掲げた市会議員に、禁止命令を下しました。デモや集会を一律禁止する、つまり届け出をしても不許可にする市条例に違反したとの理由でした。これは驚くべきことです。
  これまで日本の裁判では、駅前や道路での表現行為について、交通に著しい影響を及ぼさない限り、許可申請不要との判例が東京高裁や千葉地裁で確定しているからです。海老名の市会議員の活動も、通行にはまったく迷惑にならない表現行為でした。

デモや集会は主権者にとって必要不可欠の権利
  だいたい、みなさん。この間、国会前や首相官邸前の歩道でも、原発や安保法制に反対する市民のデモが繰り返し行われています。これらは政府から、あるいは法律で一律禁止されていますか。答えはノーです。
  市民のデモや集会などの表現行為は、主権者が主権者であろうとする限り、必要不可欠の権利です。民主主義の民主主義のたるゆえんといっても過言ではありません。
  従って憲法97条ではデモや集会などの基本的人権が最高法規と位置づけられている。政府や行政は、デモや集会をいたずらに規制することは厳に慎まなければならないのです。

文化都市としての誇りを持ちたい
  海老名市の条例は、憲法に照らして見直されなければなりません。改定されて当然です。
  そして自由通路ではデモや集会だけでなく、歌や踊りなどのパフォーマンスもしっかり保障される必要があります。
  最近、音楽グループ「いきものがかり」の活動休止宣言が話題となりました。かれらは海老名駅前などでの路上ライブからメジャーデビューを果たしました。
 ところが海老名市のいまの条例では、駅前でのライブは許可を申請したうえ、お金を払わないとできない。若いみなさん、納得できますか。
 先ほどご紹介した通り、通行に著しい影響を及ぼさない表現行為は、裁判でも許可申請が不要とされています。加えて、ここの自由通路の建設費の95%は私たちの税金なのに、使用しようとすると、有料です。税金の二重取りではありませんか。
 自由通路が名実ともに自由な通路として輝いてこそ、海老名から第二、第三の「いきものがかり」も誕生すると思います。我がまちを文化都市として誇ることもできます。

全国から注目・期待されるたたかい、ごいっしょに
 いま私たちの友人は、市の禁止命令の取り消しなどを求めて、横浜地裁に提訴してたたかっています。
 裁判の行方は、駅前における市民的自由や表現の自由、日本の民主主義の前進にとって重要な意味をもっています。応援の声や署名は、作家の澤地久枝さんら全国の人びとから寄せられています。
 どうか、みなさん。海老名駅前の自由通路を真に自由通路とする取り組みを、ご支援ください。また、運動にもふるってご参加ください。心からお願いし、訴えとさせていただきます。ありがとうございました。(写真は、「駅前に自由を」と訴える海老名自由通路を考える会の人びと=1月8日、神奈川県海老名市)

2017年1月2日月曜日

平和の風景

  大晦日、近所のお寺で鐘をつきました(写真)。夜空を見上げると、星がいくつも輝いていました。
  元日は朝から暖かく、昼、気温計を持って外に出ると、26度にも。
  近くの小学校のグラウンドではバドミントンに興じる若い夫婦の姿がありました。横では5歳位の女児が朝礼台の上で遊び、もう一人の女児は凧揚げに走り回っています。平和の風景を象徴するような場面でした。
  こうした光景がいつまでも続くことを願わずにいられません。併せて、一人ひとりがもっと人間として大切にされる社会も。