2020年12月31日木曜日

よみがえったテ-ブル

 

大掃除を機に、食卓のテーブルにかぶせていたクロスを外しました。

約半世紀、使い続けるテーブル。グラグラすることもなく、愛着のある家具の一つですが、表面の何カ所かはクロスをとめていた糊で黒ずみ状態に。落とすのが一苦労でした。

ニスで再塗装も施すと、ぬくもりのある新しい家具(写真)が運び込ま
れたようでした。

2020年12月21日月曜日

地域の知の力

 


  入室すると、すぐのところに新刊の表紙がコピーされて掲示してありました。ひと目でわかる工夫です。

 座間市の東地区文化センター(公民館)の図書室(写真)を見学しました。蔵書が約2万冊(うち児童書7500冊)を数え、一般紙のほか雑誌16誌も定期購読。一カ月の利用者数は1800人と、地域に根差す施設です。

市の職員が常駐します。座間市立図書館との連携網が確立し、利用者は図書室の蔵書外の本もリクエストから数日で手にすることが可能です。

なかでも印象深かったのは、同センターや図書室を拠点とする「あすなろ大学」の取り組みです。60歳以上の住民約200人が登録。郷土史のほか、「平和を徹底的に守り抜くー語り継ぐあの戦争」をテーマとする講座や、それぞれの関心事にもとづく調べ学習を行っています。

最近の時事講座では講師(元毎日新聞記者)のレジュメの柱の一つが、「個人の尊重・基本的人権と批判精神」でした。

同大学は33年にわたり長期に継続しています。「調べ学習では年々プレゼンテーシヨンの質が向上している」(岡田勉・東地区文化センター館長)といいます。

地域の知の力はこうして脈々と形成されるのかと、たいへん刺激を受ける見学になりました。

2020年12月14日月曜日

「政治上の主義」を問う

  地域の九条の会に、市内の各種団体協議会(任意団体)から「規約に触れるので、協議会から辞退を」との通告があった件で、このほど双方の話し合いが行われました。

●手続き上、問題があった

話し合いでは、事前の聞き取りもない一方的な通告であったことや、九条の会が協議会加入後の約10年間、友好的な関係を築いてきた経緯などが明らかにされ、協議会側は「手続き上、問題があった」と、その瑕疵(かし)を認めざるを得ませんでした。

●「政治上の主義に基づく団体」ではない

「規約に触れる」との議論では、九条の会が「政治上の主義に基づく団体」との条項に該当すると説明されました。

この条項は、市の施設である市民活動センターの設置条例(団体の登録条項)や市の市民活動推進補助金の要綱にも記されています。「公益性」があるとして市から補助金を受ける協議会だけに、今回の通告は市の施策に影響しかねない問題でもありました。

当地の九条の会は、九条を中心に日本国憲法を守る一点で力を合わせることを目標とし、会則に思想・信条・政党支持の自由を明記しています。今日の活動でいえば、九条改憲問題をはじめ、学術会議任命拒否問題、コロナの感染拡大防止、医療費負担増、沖縄・辺野古問題などを憲法上の視点から取り上げています。当然、政治性を帯びますが、それを特定の政党のために利用するようなことは禁じ、選挙に会として参加することもありません。

こうした説明を受けた協議会側は、「九条の会は『政治上の主義に基づく団体』に関係しないと感じた」と述べざるを得なく、今回の「辞退」通告を取り下げると言明しました。

 

●日本国憲法--国家の基本法

そもそも「政治上の主義」とは、〇○主義といわれるように、政治に関わる特定の考え方などを指していると想定されますが、抽象的な文言にほかなりません。

他方、九条の会が活動の柱とする日本国憲法は、国家の基本法です。書き込まれているのは、「日本社会が中長期的に守り続けるべき原理」(長谷部恭男・早稲田大学教授)です。

例えば、国民の権利では、思想・良心の自由(19条)、信教の自由(20条)、表現の自由(21条)、職業選択の自由(22条)、健康で文化的な生活の権利(25条)、子どもの教育を受ける権利(26条)、労働者の団結権・団体行動権(28条)などが記されています。こうした社会権を広く保障する日本国憲法が、「政治上の主義」といった特定の分野の考え方に該当しないことは明々白々です。

だいたい、当市でも市役所の職員は採用時、「日本国憲法を尊重・擁護します」と記す宣誓書を提出します。市役所が「政治上の主義に基づく団体」でないことはだれの目にも明らかでしょう。
 

●深まった連帯感

今回、地域の九条の会は、協議会の通告を役員間だけの問題にすることなく、会員にも知らせました。見識あるコメントが次々に寄せられました。

「九条の会は『政治色を強めている』といった発言は言い過ぎです。そういった発言する方が『政治色』に染まっているのでは…。今の世相から、戦争に向けての諸準備が進んでいるのは明らかです。それら一つひとつがいま小さな事象でも、総合的になれば体制が出来上がります。今これを防がなければとんでもないことが起きるのではと、みんなそれを危惧しています」

「『9条を変えたい人もいる』との言い分ですが、なぜ『変えたい人』が優遇されるのか。それこそ政治的な判断です。両者の意見を発信しあうことこそ大事です」

「社会的な問題について行動するのはだめというならば、福祉や環境の問題に取り組む団体も外されてしまう。日本国憲法の前文には『(日本国民は)政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し』とある。九条の会はこの線に沿っている。生きがいとするには実にまっとうだ」

これらのエールに鼓舞され、「仲間といっしょにたたかう」との連帯感を深めたことはいうまでもありません。

2020年12月12日土曜日

駅頭宣伝に「がんばってください」

 えびな・九条の会は12日、ことし最後の駅前スタンディング「生かそう憲法」行動に取り組みました。 

8人が参加。憲法、学術会議、GoT0、医療費、少人数学級、沖縄問題などのポスターをそれぞれ掲げてアピールしました。 


新会員のOさんは初めて駅頭宣伝に参加。「結構見てくれた」と感想を語りました。

 

駅利用者からは、「署名をしたい」(男性)との申し出や、「がんばってください」(女性)との激励がありました。

2020年11月29日日曜日

中村哲さん上映会が盛況


 「すばらしい会をありがとう」。共感の声が相次いだ中村哲さんDVD上映会(えびな・九条の会主催)。1115日、海老名市文化会館で2回開かれ、いずれも会場いっぱいの参加者が詰めかけた。募金は15万803円に上った。

DVDはアフガニスタンでの中村医師らの農業用水路建設を紹介。命と食料が守られた住民は氏を抱きかかえ、「あなたは真摯にやってくれた」と称賛する。

その国の人が必要とすることに献身的に力を尽くす氏。人間の崇高な生き方がおのずから浮かび上がる。

あわせて印象的だったのは、「人は仕事をしていれば戦争なんか考えない。仕事がないからお金のために戦争に行く」との住民の声。「必要なのは武器や軍隊ではない。大事なのは生きること」との中村発言も紹介され、平和創出の道が憲法9条(戦争放棄・戦力不保持)の意義と響き合うように押し出されていた。

氏の行動に感銘を受ける人、遺志を受け継ぐ人は大勢いる。会はそのことをいま一度鮮明にした。

2020年11月5日木曜日

ランドセル

  落語家の林家三平さんが来年2021年のカレンダー「笑点暦」で、お題の「いっぱい」を使った川柳を披露しています。

 「ランドセル夢いっぱいの一年生」

ほのぼのとした句です。背中いっぱいのランドセルを揺らしつつ、いそいそと登校する姿が目に浮かびます。

ランドセルといえば、筆者の勤める小学校の一年生が「これ手作りなんだよ」と言って、自分のランドセルを誇るように見せてくれたことがあります。特製の立派な皮製品でした。

その子は特別支援級の児童で、家族の愛情がランドセルいっぱいに詰まっているようでした。下校時になると、親はニコニコ顔で迎えにきます。

その児童もいま3年生に。支援教室にやってくると、漢字の書き取りや計算問題に意欲的に取り組み、筆者にも「〇○ちゃーん」と声をかけてくれます。


2020年10月29日木曜日

まちの精肉店

 


   自宅から少し足を延ばしたところに精肉店があります。高齢の女性と息子の2人が営む創業52年の個人商店です。

市内の精肉店は、大型スーパーの進出や後継者不足などにより、最多期の36軒から現在は9分の1の4軒に減少。

このなかで同店の豚肉は鮮度が抜群です。近隣の食肉処理場から一頭買いしているためで、先日も店内にきれいに処理された70㌔級の豚肉がゴロンと置かれていました(写真)。

糸鋸(いとのこ)のような包丁でブロックに分けるほか、骨付きの部位からも肉を一枚一枚丁寧にそり落とします。手間のかかる作業ですが、店主の女性は誇りに満ちた表情でこう語ります。

「『柔くて、長持ちもしておいしい』と、引っ越した人もわざわざ買いにきてくれる。賭場(とじょう)から直接仕入れているからね。処理が追いつかないぐらい」

これからも散歩も兼ねて買いに行きますね。

2020年10月26日月曜日

喫茶店と憲法

 

   朝、久しぶりに喫茶店に行きました。地域の繁盛店です。

注文を取りに来た店員さんに、入口横に「九条の会」の会報を置かせていただけないかとお願いすると、「いいですよ」。躊躇なくOKが出たではありませんか。広く市民に憲法の大切さを知って欲しいとの一念でした。

帰る道すがら、色づいた柿と青空のコントラストが鮮やかでした(写真)。心も晴れやかに躍るようでした。

2020年10月11日日曜日

学問への介入は戦争への道

  

「菅首相が学術会議の6人を拒否したのは戦前のような統制社会になるのではと感じる。よくないと思う」。えびな・九条の会が1010日、海老名駅前で行ったスタンディングで、参加者の高林眞智子さん(68)はこう語りました。

 降りしきる雨の中、10人が30分間、ポスターを掲げて無言のアピール。

 大勢の駅利用者がじっと見つめ、振り返っていきます。ある男性は「私も(政府の任命拒否は)反対だ」と参加者を激励。市内国分南の男性は改憲発議反対署名にサインしました。

 浜田町から参加したK
さん(69)は、「政府がちゃんと拒否理由を説明しないのはおかしい。きちんと説明すべき」と話しました。

2020年9月28日月曜日

秋晴れ

 

  きょう28日は朝から秋晴れで、澄んだ青空が大きく広がっています=写真=。雨や曇りの日が続いただけに、清々しさを覚えます。

最高気温は27度。涼しく感じるのは、最近まで暑さを体感していたからでしょうか。布団を干し、洗濯機も回しました。

午後は散歩に。川べりでは彼岸花の鮮やかな紅色が青空に映えていました。

2020年9月27日日曜日

すてるな

3年生のSくんの机の横に置かれたタングラムの記録カード。ひょっと見ると、上部に「す

てるなと記されていました。

だれに向かって?「お母さんだよ」

 

7枚の図形を全部使って、いろいろな形をつくるタングラムは、小学3年の算数の教科書に紹介される教材です。学習支援室では「図形に親しみを」「考える力を」と、白鳥やリンゴ、ヨットなど80枚の様々な形を輪郭のみで用意(写真=「アヒル」)。興味をもって自主的に取り組む児童は少なくありません。 

Sくんは70枚まで達成。70個の〇が並ぶ記録カードは努力の結晶です。そして「すてるな」と記すことで、すべて達成への意欲も。ほほ笑ましさを感じました。

 

2020年9月20日日曜日

中学生も駅前宣伝に飛び入り   

  

  神奈川県のえびな・九条の会は9

月12日、雨のなか、海老名駅前で48回目の「生かそう憲法」行動に取り組みました。(写真)

 初参加の青年や88歳の男性を含む11人がスタンディング宣伝。手作りポスターで、「憲法生かす新時代みんなの力で」「だれもが安心して暮らせる社会を」「PCR検査の拡充を」と訴えました。

 森閧夫さんは妻のカイ子さんと参加。通行人から「がんばってくださいとの激励があった」と笑顔で話しました。他の参加者も「沖縄・辺野古問題のポスターを見た女性から話しかけられ、基地の押し付けは反対で話が弾んだ」「テニスの大坂なおみ選手の活躍もあり、『人種差別反対に連帯』のポスターには強い目線を感じた」と感想を語りました。

 また、厚木市の中学3年の男子生徒3人が飛び入りで加わり、「消費税増税NO!必要なのは減税」などのポスターを掲げました。 

 

2020年9月5日土曜日

中村哲さん上映会のご案内

 

11月15日(日)午後2時、海老名文化会館120サロン(神奈川県海老名市、小田急・相鉄・JR海老名駅徒歩5分)、DVD「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」(昨年末、凶弾に倒れた中村哲〈なかむら・てつ〉医師の仕事を描いたドキュメンタリー)を上映し、トークシェア。中村さんの告別式に長男が行った挨拶文の朗読も。参加費無料。問い合わせは、えびな・九条の会(℡046-232-7991荒川)へ。

2020年8月31日月曜日

張りのある声

  地域の九条の会で初参加のTさん(78)が朗読を披露されました。作品のひとつは、詩人・茨木のり子(1926-2006)の代表作「わたしが一番きれいだったとき」でした。

  「わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがら崩れていって とんでもないところから青空なんかが見えたりした わたしが一番きれいだったとき まわりの人達が沢山死んだ…」

  あの戦争中、若者らしいことができなかったことを、作者が非戦の思いを込めて歌った作品です。Tさんの読み上げる声は、引き締まり、力強さに満ちていました。作品への共鳴があったからでしょうか。 

Tさんから手紙が送られてきました。

「コロナ禍のなかで、詩を大きな声で読むということは、ずうっとなかったことです。帰路は、気持ちが軽くなっていました。“声に張りがありましたね”とのひとことをいただいたことも、励みになりました。老いていくばかりの日々、その言葉はとてもうれしかったです」


2020年8月24日月曜日

清涼飲料水

 先日、駅前でスタンディング行動の開始前、「戦争放棄の憲法9条を守ろう」と署名を呼びかけました。

厳しい暑さが続く昼下がりでしたが、安倍政権の執ような憲法9条改悪の動きはけっして黙過できません。できることは少しでもやりたいと思いました。

「これ」。差し出されたのは一本のペットボトル(写真)でした。足早に去っていく30代の男性。ボトルは清涼飲料水で、駅改札横のコンビニのシールが貼られていました。

憲法9条を守る訴えに共感を寄せ、わざわざ購入して届けてくれたのでしょうか。訴える声が弾みました。

清涼飲料水は飲むのがもったいなく、まだ手元にあります。


2020年8月11日火曜日

注目された駅前スタンディング

 

えびな・九条の会は8月8日、海老名駅前で宣伝行動にとりくみ、きびしい暑さのなか、8人が参加しました。

コロナ禍のなか、ポスターを掲げるスタンディングを軸とする同行動。

手作りのポスターには「生かそう命を守る憲法」のほか、「今すぐ臨時国会を」「PCR検査の拡充を」「子どもたちに少人数学級を」等、国政の焦点も掲示。

参加者からは、「親子連れがしっかり見ながら通り過ぎた」「ポスターを見ていく人が意外と多いなと

感じた」との手応えが語られました。「戦争は悲惨だ。とにかく憲法9条の戦争放棄は死守したい」との決意も述べられました。 

2020年8月2日日曜日

どこの国の人とも手を握りたい

平和の夏を迎えています。おぞましいのは、政府と自民党が「敵基地攻撃能力」について議論を始めたことです。北朝鮮などのミサイル発射拠点を直接破壊できる能力を保有すると称していますが、国際法に違反する先制攻撃になりかねない危険な企てです。「専守防衛」を踏みにじる憲法違反でもあります。

従って同党内からさえ、「映画か漫画のような話をすべきでない。(北朝鮮などがミサイルを撃つ)蓋然性は極めて低い」(岩屋毅・元防衛相、「朝日」7月28日付)と、その“非現実性”が指摘される始末です。 

いま、米中二大大国の対立が激しくなっています。戦争を永久に放棄した憲法9条をもつ日本は、武力の行使ではなく、外交や国際的な連帯で世界平和を目指すことこそ求められているはずです。

この点で、東京大空襲で家族が犠牲となったエッセイストの海老名香葉子さんが、雑誌『食べもの通信』8月号で紹介する市民レベルの平和友好のとりくみは印象的です。

15年にわたり平和の集い(昨年は1500人が参加)を主宰する海老名さん。数年前、朝鮮学校の生徒から「仲間に入れてもらえませんか」と言われました。反対する声もありましたが、「庶民みんなが苦しい思いをするのが戦争。どこの国の人たちとも手に握りたいの」と快諾。9人が民族衣装のチョゴリを着て参加し、そのご90人にまで輪が広がっています。

心強いとりくみではないでしょうか。国際連帯の立場にたつ平和のエネルギーは、脈々と生命力を発揮せずにはおかないことを痛感します。


2020年7月27日月曜日

スイカの日


スイカが農協の直売所に並んでいました。当地でも採れる珍しさもあり、購入しました。
ビタミンやミネラル、カリウムが豊富で、暑さ対策にも適しているといわれるスイカ。
ことしはまだ暑い日は多くないものの、湿度が高く、涼感を味わいたい毎日です。
冷やして食べると、懐かしい甘さで、水分も豊富。「ウォ-ターメロン」といわれる理由がわかるようでした。ちょうど7月27日は「スイカの日」とのことです。

2020年7月23日木曜日

「めっちゃ考えた」


知育ゲームの「白黒つなぎ」。白と黒の〇を一つ残らず、直線でつなぐのがルールです。
小学校の学習支援教室で3年生のOさんがとりくみました。
「できたぁ」
えー、まだ2つ残っているよ。
「うーん」
顔をしかめましたが、自分から「やりたい」と言って始めただけに、放り出すようなことはしません。
「こうかな」「いや違うな」などと言いつつ、消しゴムを何度も使って挑戦し続けます。
しばらくして、「みて」の声。
全部正解でした。
がんばったね。
「めっちゃ考えた」
少し誇らし気な様子。考える醍醐味を味わったようです。

2020年7月12日日曜日

必ず再建したい


ときおり激しく雨が降り、強い風も吹き荒れた昨日(11日)。予定した駅前での「生かそう憲法」スタンディング行動は中止せざるを得ませんでした。コロナ禍で中断していた行動だけに、参加予定者からは「残念」の声も。

私たちは「無理をせず」で済みますが、豪雨に襲われた九州南部などは11日も雨が降り、復旧が進まない状況です。コロナ禍と併せた二重の災禍だけに、大変な状況であることは容易に想像できます。

このなかで、土砂排出作業に追われる熊本県人吉市の温泉旅館(国登録有形文化財)の女将の前を見つめた発言は印象的でした。
「私は球磨川が大好きだし、お客さんも川に癒されに来られます。日本を代表する建築物です。必ず再建したい」
政府は被災者に寄り添う救援・復旧対策に全力をあげるときではないでしょうか。

2020年7月11日土曜日

若きファーマー


 知人のTさんは30代の農業従事者。出荷先の一つは農協の直売所です。訪ねると、他の農家の野菜といっしょにTさんの名前の付いたトウモロコシ、枝豆、ナスが荷台に。いやおうなく親近感が湧いてきます。

 トウモロコシは皮が薄い、「ゴールドラッシュ90」。甘みが強い品種です。家族で「おいしいね」と言いながら完食。
  枝豆も豆が1つひとつしっかりしていて、うま味がありました。ナスは煮びだしにすると、きれいな紫色に。ごはんが進みました。

 Tさんに感想を伝えると、「ありがとうございます。自分はまだ初心者。肥沃な土地が背中を押してくれています。少しずつ力を付けていければと思います」。
 努力を惜しまない若きファーマー、がんばれ!

2020年6月29日月曜日

直売所の枝豆


朝、近所の直売所に行くと、枝豆がありました。好物です。2束買い求めました=写真=。
 枝豆には、タンパク質やカリウム、食物繊維、鉄分などが豊富に含まれています。
直売所のそばに農家の方がいました。
 「枝豆は作るの、難しくてね。肥料のやり方と天気に左右されるんだ」
 ことしはいかがでしたか?
 「まずまずかな」
 夕食時、口に運ぶと、鮮度はもちろん、豆がぷっくりと大きく、豆の旨味と甘味が詰まっていました。
 農家の方は謙虚だと思いました。

2020年6月25日木曜日

鉄道労働者の心意気


小田急に乗車したさいのことです。相模大野駅構内の建物の窓に貼られたスローガンが電車の窓越しに見えました=写真。
「コロナに負けるな!一緒に頑張ろう。大野 電車区 車掌区」
乗客に向けた鉄道労働者の訴えです。
いま戦後最大の疫病から一人でも命を救ううえで、何より大切なことの一つは、社会的な連帯でウイルスを抑え込むこと。公共交通に携わる労働者の心意気に、頼もしさを感じました。

2020年6月24日水曜日

豆腐屋の人情


隣町に出かけたさい、豆腐屋の前を通った。以前からある個人の店だが、入ったことはなかった。野菜なども売っていたはずだが、いまは豆腐づくりに絞っているようで、店内は少しガランとしていた。
店主らしい年輩の女性がいた。木綿豆腐は一丁170円という。少額で申し訳ないなと思いつつ注文した。
ほどなくして、「少し小さく切ったので、150円でいいですよ」との声。続いて、「これ、どうぞ食べてみてください」と油揚げも差し出された。
豆腐はさほど小さくは見えなかったし、油揚げも商品の一つだった。気前のよさや人情にうれしくなり、帰途の足取りは軽かった。
夕食時、おろし生姜とネギを添えた冷ややっこを食卓に並べた。作りたての新鮮さと手作りの素朴さをそなえていた。

2020年6月22日月曜日

読み聞かせをしたい絵本


気持ちの優しい子どもでした。
寒い日、震えているように見えた金魚に、「かわいそう」と、やかんのお湯を。逆さまに浮いてきた金魚に、死んじゃったのかしらと涙を流しますが、家族からは叱られませんでした。

家族には深い愛情がありました。
夜中、「母ちゃん」と小さな声で言うと、母親は寒い時でも、飛び起きて「はばかり」の前で用を足すまで待っていてくれました。
そんなかよちゃんと家族の穏やかな毎日を、根こそぎ奪っていったのが戦争でした。

エッセイストの海老名香葉子さんから、最近出版した絵本『えくぼのかよちゃん』(金の星社)をいただきました。子どものころの天真爛漫なエピソードや家族のぬくもりのある情景が満載です。絵を担当した林家しん平さんは、亡き夫・林家三平さん(初代)の内弟子。親しみやすい絵柄に大人も引き込まれます。

東京大空襲で家族6人を亡くし、戦争孤児となった海老名さん。筆舌し難い困難を抱えますが、前を向いて生きてきました。支えているのは、父と母の「どんどんまっすぐ歩いていってね」との励ましです。
子どもに豊かな情操と平和な社会をとの願いがたっぷり込められた絵本。「戦争のないくらしをつづけていけるように、平和な今日を守りつづけましょう」(あとがき)
私の孫にも、もう少し大きくなったら読み聞かせをしてあげようと思いました。

2020年5月31日日曜日

もうしばらくがまんしてね


あす6月1日からの学校再開を前に、地域の小学校では校庭の鉄棒や雲梯、ジャングルジムなどの遊具に、軒並みスズランテープが×状にくくり付けられています=写真=。あわせて、「使用禁止 よりかからない・ぶら下がらない・さわらない」の看板もダメ押し的に遊具に。
コロナ対策であることは一目瞭然ですが、学校での活動がこれほど“ダメ”“ダメ”と否定されると、大人でも落ち込んでしまいます。それでなくても子どもたちは長期の休校で心身のケアが指摘されています。学校は過剰な規制を広げることで、絶望的な気持ちを抱かせるような事態だけは避けなければならないはずです。

国のコロナ対策の助言を行う専門家会議は、子どもたちについて、「現時点の知見では、地域において感染拡大の役割をほとんど果たしてはいない」(4月1日の提言)と述べています。文部科学省のサイトも、休校による運動不足の懸念にふれて、ブランコや滑り台などの遊びを安全な環境のもとで行うことを呼びかけています。 
年単位で続くといわれるコロナウイルスの流行。学校はいま、感染対策を前提にしつつ、子どもに寄り添う教育的な工夫や知恵こそ求められているのではないでしょうか。

けさの東京新聞の一面に、「おかえりなさい」と記された写真が載っていました。東京の公立小学校の先生が児童を歓迎するために用意した垂れ幕です。笑顔の“ニコちゃん”マークも描かれています。
これだ、と思いました。仮に、鉄棒や雲梯などの使用が当面規制されたとしても、その告知は、ニコちゃんマーク付きの「もうしばらくがまんしてね」との文言ではいかがでしょうか。

2020年5月30日土曜日

思い出を彩る青もみじ


かえでの新緑の美しさを表現する青もみじ。よく晴れた今朝の散歩道で、じっくり堪能しました=写真=。
 表の葉は、初夏の陽光を受けて青々と輝いています。裏の葉からは、涼しさが透き通してやってくるようです。どちらも癒されます。
 以前、東京の庭園や京都の公園でも遭遇しました。鮮やかさはそれぞれの思い出を彩り、忘れられません。

2020年5月27日水曜日

アスパラとチーズ


北海道から届いたアスパラとチーズに、トマト、ルッコラを加え、サラダを作りました。
ゆでたアスパラは、ほくっとした歯ざわりで、旬のアスパラならではの優しい香り。チーズは、さわやかな酸味とコクがあります。
 幸福感を与えてくれる北海道。いま、「緑が広がり、気温も涼しく、よい季節です」とのこと。行きたいなぁ。

2020年5月20日水曜日

路上から「三権分立守ろう」


「検察が時の政権の意のままに動く組織に変えられると、三権分立も壊される」-神奈川県海老名市のえびな・九条の会は18日午後、海老名駅東口で検察庁法改定案に抗議しました=写真=。

 参加者は、「司法の私物化を許すな」「黒川氏は退任を」など思い思いの手作りプラカードや横断幕を掲げて、コロナ対策によるサイレント・スタンディングを1時間実施。じっとプラカードを社会の見つめる通行人、駈け寄り、「署名はできますか」「新聞で知りました。関心があります」と話しかける駅利用者などが続きました。

 同行動は緊迫する国会情勢も受けて、「日本国憲法を守ることの大切さを市民に知らせる九条の会として、可能な方法で路上に出よう」と、急きょ計画されました。雨混じりの天気でしたが、会の駅頭宣伝としては過去最高の22人が参加。未会員のNさんは、「9条の会があるから、こういう活動ができていいわね」と感想を語りました。

 政府・与党は同日、改定案の今国会での採決を断念しました。沸騰した世論の画期的な成果です。ただし、改定案は継続審議とされています。改定案の定年延長特例と黒川弘務東京高検検事長の定年延長という二つの撤回が必要です。
 えびな・九条の会は、検察庁法改定案反対運動を継続させて民主主義の底力を示そうと、呼びかけています。
18日の抗議行動は、朝日新聞神奈川版19日付朝刊に写真付きで紹介されました。

2020年5月10日日曜日

図書館人の理性・使命


 神奈川県海老名市の市立図書館(ツタヤ図書館)が8月31日まで休館中です。
 コロナウイルスの感染防止策として、すべての来館サービスを中止する完全休館を、4月17日から4カ月以上続けるといいます。

 5月7日、市教育委員会に電話をかけると、「3密を避けるため。県の方針にもとづいている」。次の諸点を指摘せざるを得ませんでした。
 〇「3密」というが、図書館は通常おしゃべりをするような場所ではありません。神奈川県立図書館の休館は5月31日(5月6日更新)まで。休館中も予約本の「宅配サービス」やレファレンス業務(相談への回答)を行っています。市の説明通りならば、県立図書館は県の方針に従っていないことになるのでは。
 〇近隣の市立図書館の休館状況をみると、厚木市は5月31日、座間市は6月1日、大和市は6月30日まで。海老名市の「8月末まで休館」は突出していませんか。
 〇安倍首相は今月4日の記者会見で、すべての都道府で図書館の再開を認めると述べました。海老名市の措置は国以上では。その根拠は。
 〇市立図書館は市民の貴重な知の拠点です。感染防止策が取られることを前提に、休館期間を再検討し、「宅配サービス」など可能な業務も考慮すべきではありませんか。

 担当者は、「市民サービスは考えないといけないとは思う。お話の趣旨はわかりました」と語りました。

やりとりのあと、長野県立図書館のとりくみを知りました。同図書館は休館が5月15日までですが、その間も自宅で居ながらにして同図書館の本を、送料実費で「お取り寄せ貸出」しているといいます。ホームページには、「コロナ対策中でも県立長野図書館は動きつづけています」「みなさんの『知る権利』『学ぶ権利』への支障を最小限にしようと努力をつづけています」と記されていました。
 ウイルス禍の中にあっても、市民が知識を得られ続けるための取り組みを探究する同図書館。図書館人としての理性や使命感が伺えるのではないでしょうか。

2020年5月2日土曜日

外出自粛を下支えする人へ


朝のテレビで、コロナ禍による外出自粛で家庭ゴミの量が増え、清掃作業員も苦労を重ねていると紹介されていました。
外出自粛を下支えするため、いまも外で働き続ける清掃作業の人びと。頭が下がります。
ちょうど、「燃やせるゴミ」を自宅前に出す日でした。働く人の権利を訴えるメーデーの日でもあり、作業員に簡潔なメッセージを作りました。

「ゴミ取集お疲れさまです。いつも助かっています。こんごもよろしくお願いいたします。くれぐれもご自愛ください」
A4用紙に黒ペンで記し、ひと目でも見てもらえればと、ゴミ袋横の門扉に貼りました。

回収作業が済んだ頃、自宅前に出ると、メッセージがなくなっていました。感謝と連帯の気持ちが伝わったのでしょうか。初夏のような日差しのなか、清々しさを覚えました。

2020年4月30日木曜日

学校に行きたい


コロナ禍による休校が続くなか、近所で外に出て遊ぶ子どもの姿がよく見られます。
縄跳びやスケートボードに興じつつ歓声を上げる子ども。塾通いなどが広がる前はよく見られた光景です。

そのなかに、以前、登校前にボール蹴りをよくしていた子どもがいました。
「大きくなったね」
「うん」
「何年生になったの」
「中二。いや中三」
学期末から学期始めへと長引く休校の中で、とっさにいまの学年を聞かれると、進級したことが自分のなかではっきりしていないようです。

中3の子の妹(小6)もスケボーに乗りつつやってきました。
「スケボー、上手だね」
「ありがとうございます」
「学校、休みになって長いね」
「うん、学校に行きたい」 
朝の集団登校のさい、憂鬱そうな顔をしていた子の発言でした。

年単位で続くと指摘されるコロナ感染症。政府や行政、大人には、安全を前提にしつつ、子どもの学ぶ権利(憲法26条)をどう保障するか、知恵と努力がいよいよ求められています。(写真=休校で閑散とする小学校の校庭)

2020年4月25日土曜日

寄り添って乗り越える


新型コロナウイルスの感染拡大で学校の休校が長びくなか、現場の先生は苦労を重ねています。高1の英語を担当するM先生もその一人。このほどオンライン授業でノートづくりを取り上げました。

整理された画像を使いつつ、ノートを見開きで使うこと、予習と授業での発見の記し方、鉛筆と色ペンの区別した使い方などについて一つひとつ説明。ノートを見やすくつくることは、「後で振り返りをしやすいので」と、その理由も明かしました。
説得力ある語りかけに、新一年生は勉強への意欲や先生への信頼感を高めたことでしょう。ノートは完成時、かけがえのない一冊の本になるのではとも思いました。

オンライン授業を見て、もう一つ感じたことがあります。現場の先生は歴史的な困難と格闘しているのに、政府は今回、「すべて国民はひとしく教育を受ける権利を有する」(憲法26条)に沿う実践をどれほど行っているのだろうか、ということです。
一般紙上でも、文科大臣からは突然学校に行けなくなった子どもたちへの語りかけがまったく伝わってこないとの指摘がありました。同感です。

2020年4月15日水曜日

前を向いて生きる


コロナ禍に追われる毎日のなかで、清々しさを覚えた。日本大学アメリカンフットボール部の宮川泰介選手が1日、日本社会人Xリーグの強豪・富士通フロンティアーズに加入したという。
悪質タックル問題で加害者となった同選手。当時、大学などの縛りに抗して事実を明らかにしたいと、一人で記者会見に臨んだ。無数のフラッシュを浴びながら語った言葉が胸にささった。

「監督、コーチ陣からのプレッシャーはあったにしろ、そのプレーに及ぶ前に、自分で正常な判断をするべき(だった)」「自分の意思を強く持つことが今後重要だと思いました」(2018年5月22日)

自分の意思を強く持つとは、個人の尊厳を守ることと通底する。組織等の権力者の不当な圧力に屈せず、憲法にも裏付けられる主権者的な生き方を選択したのだ。
その勇気と見識にエールを送ったが、今回の旅立ちも前を向いた生き方の結実であろう。応援し続けたい。

2020年4月1日水曜日

高徳ガンバレ!


「エッ」と驚きの声をあげました。
サッカーJ1ヴィッセル神戸のDF酒井高徳(さかい・ごうとく)選手(29)に、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たからです。

日本人の父親とドイツ人の母親との間に生まれた酒井。世界1の健全経営を誇るドイツのプロサッカーリーグ・ブンデスリーガでは、日本人選手で史上初めてチームキャプテンを務めました。対人守備に絶対的な安定感をみせるほか、強いフィジカル(身体能力)を生かして長い距離をアップダウンできます。
加えて特筆されるのは、ドイツの監督から「メンタリティーはピカイチ」と評されたように、たたかう姿勢を試合でも練習でも貫けることです。

イニエスタら世界的な名選手を擁しているのに、いったん守備等が崩れると、立て続けに得点を献上するひ弱さのあった神戸。このチームがことし1月の全日本選手権(天皇杯)でも2月のスーパーカップでも優勝しました。立役者の一人が昨夏、ドイツから加入した酒井であったことは衆目の一致するところでしょう。

病床からのコメントもプロ意識の高い酒井らしい内容でした。
「プロフェッショナルという精神を掲げる仕事をしていることを自覚し、人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気をつかって生活していたのですが、本当に申し訳ございません」
コロナに負けるな酒井!果敢なプレーとともに、声をあげ、手を振りつつチームを鼓舞する酒井。あの勇姿を私は一日も早く観たい。

2020年3月29日日曜日

声を上げることの大切さ


コロナ禍で、公共施設の閉館が続き、会議室だけでなく、施設内の印刷機も使用できない状態が続いています。当市でも3月から始まり、当面4月12日まで使用不可に。

市民団体の窮状を公共施設側に伝え、要望しました。
「コロナ禍の長期化が予想されるなか、市民団体の会報は市民一人ひとりを結んでいる大切なツール。印刷機だけでも使用できませんか」

2日後、公共施設の担当者から電話がありました。市と相談し、体温測定などの誓約書を出してもらうが、印刷機を使用できるようにした、ついてはいつ使用するか。
行政に市民として声をあげることの大切さをかみしめています。(写真=菜の花畑=3月28日)

2020年3月27日金曜日

感謝でいっぱい


近くのソメイヨシノが5分咲きになりました=写真=。何年もかけて育った太い幹を覆うように咲き誇る淡い桃色の花びら。たくましく生きることの喜びを表しているかのようです。
昨年のこの時期は病室から開花前の一本の桜が見えました。「毎年きれいですよ」。にこやかな表情で語った看護師。北海道や横浜、沖縄の出身者らで構成されるそのチームは、患者にあわせた声かけや励ましを心掛け、労をいとわないのが常でした。
いま、桜を前にすると、当時のことが目に浮かび、感謝の気持ちでいっぱいになります。


2020年3月20日金曜日

強風・ウグイス・桜


きょうは春分の日。昼の気温は20度。ポカポカな春の陽気です。ただ、春は大風の季節といわれるように、強い風が吹いています。
朝は散歩中、木立のなかから「ホーホケキョ」。春の鳥、ウグイスのさえずりでした。
桜も咲き始め=写真=、きょうの暖かさで開花がグーンと進みそうです。
コロナウイルス禍のなかでも、本格的な春へのあゆみが進んでいます。

2020年3月12日木曜日

平和の伝承


偶然つけたテレビに、落語家の林家たま平さん(25)が出演していました。8日の日本テレビ「真相報道バンキシャ!」。10万人以上が犠牲になった太平洋戦争中の東京大空襲が10日で75年目を迎えるとの報道番組でした。

たま平さんの父親は林家正蔵さん、祖母はエッセイストの海老名香葉子さん。
海老名さんは同空襲で肉親6人を失いました。「戦争の無残さを知らせるのが残されたものの役目」と、毎年3月、被災地の墨田区を家族と歩いて花をたむけ、手を合わせてきました。番組ではたま平さんが5歳頃の同写真の紹介も。

「祖母が体験した戦争の悲惨さを伝えることは私の使命」。誠実さがにじみ出るたま平さん。若い世代に向けた海老名さんの「世界中の若い人たちが平和の中で手を握って仲良くしてもらいたい」(「時忘れじの集い」=3月9日=案内文)との願いがしっかり伝わっていました。(写真=漫画家のちばてつやさんが「時忘れじの集い」に寄せたカット)

2020年3月6日金曜日

言いなりになるのではなく


 昨日5日、近所の小学校の校庭入り口に新型コロナウイルスの感染対策のためとして、「立ち入り禁止」の看板が市教育委員会名で掲げられていました=写真=。

市教委に電話しました。担当者によれば、「現在、校庭は立ち入り禁止だが、本日、校庭の開放を来週の9101213の4日間の10時から1130分まで行うことを決めた」

いま、子どもを感染リスクから守ることは大切ですが、保護者にとって日中の子どもの居場所の確保は切実な課題です。子どもも休みが続くなか、ストレスをためがちです。
川崎市は小学校の校庭や体育館などを平日午前8時半から午後2時まで開放しています。当市の開放時間は短すぎないか。開放時間が短いと、利用する児童の密度も高くなります。

小学一年生がいる知人に市教委とのやり取りを紹介すると、「子どもは校庭開放については時間が短かすぎて、往復に40分をかけていくほどの価値を見い出せない様子」とのこと。続いて、「今回の長い休校(当市の市立小中学校は3月2日から25日まで)で、子どもの学習の機会や友だちとの交流が突然失われました。それらがこんご、どのような形で補われるのか、すごく不安です。私も親としての気持ちを市役所に話してみます。やはり声に出さないと伝わらないので」と語りました。

安倍晋三首相は全国一律休校を判断する前に、医療や教育の専門家はもとより、親の声、当事者である子どもの考えを聞くべきであったと思います。心の準備をする間もなく学校生活(3学期)を強制的に終了させられた子どもたちに、どのような影響がでるか、想像力が欠けているといわざるを得ません。
いま、黙って政府の言いなりになるのではなく、主権者として声をあげることの大切さを痛感しています。

2020年2月29日土曜日

一律休校を前に


28日の午後、携帯が鳴りました。
「学校が3月2日から24日まで臨時休校と決まり、学習支援教室も休みになります」
小学校関係者からの連絡です。当該校の3学期の終了式は3月25日でしたから、3月は丸々休校に。突然降ってきた安倍晋三首相の「全国一律休校」の要請をうけた対応です。

子どもを新型コロナウイルスの感染リスクから守るのは当然ですが、27日夜の「全国一律休校」要請はあまりに唐突です。
だいいち、この時期、どの学年も教科書の学習が終わっていません。支援教室にも今週は、分数に戸惑う2年生や百分率が理解できない5年生がやってきました。
卒業を前にする6年生は、中学校進学への高揚感とともに、「いまのクラスが好き。みんなと別れたくない」と友情を温め合うときです。急な別離に悲しみを募らせていることでしょう。

加えて今回の首相判断の重大性について、元文科省審議官の寺脇研さんは教育現場への乱暴な政治介入と指摘します。各自治体の教育委員会には毎年のインフルエンザへの対応経験があるほか、学校には養護教諭の配置等、「安全装置」機能もあるといいます。

安倍首相が主導する改憲の柱の一つは、国民の権利を一方的に制限する「緊急事態条項」の新設です。同条項が安倍首相のもとで仮にも憲法に盛り込まれるならば、国民の生活や権利は強権的に、また唐突に甚大な影響を受けることを、今回の事態はあらためて裏付けています。
(写真は芽を膨らませる桜の木=2月29日早朝。安倍首相の「桜」私物化疑惑を思い起こしました)

2020年2月28日金曜日

中村哲さん上映会


昨年12月にアフガニスタンで銃撃され亡くなった医師・中村哲さん。医療活動のほか、大干ばつに直面し、掘った井戸は1600本に。その仕事を描いたDVD「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」が4月26日(日)午後3時20分から、海老名市文化会館120サロンで上映されます(閉会4時10分)。

同作の朗読は吉永小百合さん。上映前に、中村さんの告別式で長男が行った挨拶の朗読のほか、中村さんの活動を描く小学校教科書も紹介されます。
参加費無料。主催団体のえびな・九条の会の総会も同会場で午後2時から3時10分まで開催。上映会のみの参加も歓迎。事前申込み制(℡046-232-7991)。

2020年2月27日木曜日

スケボー持つ中学生も「戦争にならない方がいい」


 新型肺炎の拡大を危惧する大勢の市民がマスク姿で通行するなか、えびな・九条の会は2月8日、海老名駅東口で45回目の月例宣伝を行いました。

  9条改憲NO!改憲発議に反対する全国緊急署名が1時間の行動で38筆寄せられ、「えびな・九条の会」会報読者も3人増えました。

  座間市の19歳の男性は、「戦争は大嫌い」との発言に続いて、「安倍政権も嫌いです」とサイン。スケートボードを手に持つ中学3年の男子3人組も、「いまのままでいい。戦争にならない方がいいので」と署名しました。

 横浜市旭区の60代の女性は署名と併せて、「寒いなか、がんばってください」と参加者を激励し、中年の男性からは「ご苦労様」と飴の差し入れもありました。