2021年8月30日月曜日

参加カード

                   


  小学4年のKさんは今夏、地域のラジオ体操に雨の日を除く30日間参加しました。体操の前後には周囲の大人と言葉を交わします。

生まれは金沢市。当地には2歳のとき引っ越してきました。金沢には親戚が住んでいるため、いまも遊びに行くといいます。

小生もKさんに、金沢に旅行したさい、兼六園に行ったこと、美術館の展示が見事だったこと、和菓子がおいしかったこと等、語りかけました。Kさんはニコニコしながら、「金沢は魚も美味しいよ」。

「東京」29日付は、2020年の小中高生の自殺者数が前年から100人増の499人であったことに触れつつ、コロナ禍による外出自粛等のストレスも背景にあると報じています。あわせて、教育専門家の「学校や地域の大人が子どものSOSをすくい上げないといけない。子どもの問題を家族だけに対応させないことが大事」との発言も紹介されていました。コロナ下の子どもを、地域でもフオローすることの大切さを考えさせられる記事です。

Kさんのラジオ体操の参加カードは判で埋まっています。この夏、朝早く起きて頑張った、たまものでしょう。「担任の先生にもそれを見せたら」。「うん。そうします」

2021年8月27日金曜日

守り抜きたい憲法9条

 


 神奈川県海老名市の九条の会はこのほど、海老名駅前で57回目の「生かそう憲法」スタンディングを行いました=写真=。

 雨が降り続く中、10人が参加。「世界の宝 憲法を守ろう」「核兵器禁止条約にサインを」「臨時の医療施設を」などと書かれたポスターを掲げました。

 清水れい子さん(73)は、多くの国民が中止・延期を求めていた東京五輪を菅義偉政権が強行したことに怒るとともに、「憲法9条を失うようなことになっては大変と思い、参加しました」。

 通行中の厚木市の國吉眞信さん(84)は改憲発議反対署名にサイン。「戦争は人を殺すだけ。人間として許せない。戦争放棄の9条は大事だ」と話しました。

2021年8月11日水曜日

ワーキングプア

 

 ラジオ体操開始前の雑談で、米や野菜を作る農家の人が言いました。

 「私、ワーキングプアだね。朝から晩まで働いても年収が百万とか二百万だよ」

子どもに農家を引き継いで欲しいとは言えないとも。額に汗して農地と向き合っても、「貧しい」と口にせざるを得ない国。なんて不条理なんでしょうか。

米作りについていえば、ここ20数年、歴代自民党政府の市場まかせの政策により、生産者米価は下落を続けています。生産費が60㌔で1万5000円を超えるのに、農家の手取り米価は1万2000円前後。

それがいま、コロナ禍によるコメの需要激減で在庫が増大し、21年産の米価も暴落が懸念されています。米は国民の主食です。菅政権は生産費を償う米価の実現に責任を果たすべきでしょう。

同農家の直売所(写真)でナスを購入しました。豚肉を加えてみそで炒めると、旨味がギュと濃縮され、ご飯がすすみました。