2024年3月27日水曜日

喜びの声次々と

  

 「きょうの青空みたいに、私の心すがすがしいわ」。ラジオ体操中、隣のAさんがにこやかな表情で言いました。続いてBさんは、「一杯やりたい気分だよ」。

 市に申請していた市民活動推進補助金の交付。きのう26日、わがラジオ体操クラブに「認定する」との通知が届きました。申請の準備開始から半年余。「趣味的なサークルはダメとの声も聞くので、難しいかも」「うちは違うのにね」などのやり取りもありました。けさの体操会場=写真は喜びの声であふれました。

 仲間たちは、市役所での説明会やプレゼンテーションに、「これまでなかったこと」(市担当課)と驚かれるほど大勢で足を運びました。市からの質問への回答づくりでは、幾人も集まって知恵を出し合いました。

また、長年にわたり、地域を越えただれでも参加しやすい雰囲気づくりや、体操会場での毎朝のゴミ拾い、夏期中の子ども・保護者の受け入れなどにも、仲間は尽力してきました。

今回の認定はこれらのたまものでしょう。他の健康づくり関係のサークルにも、「うちも続こう」と励ましになるはずです。

Cさんが体操後の全体の集まりで言いました。「もうすぐ桜も咲きます。みなさん、ごいっしょに花見に行きましょう」

2024年3月24日日曜日

ある日の給食

   


   小学校給食のある日の献立を見る機会がありました。ご飯、汁物、焼き魚、野菜サラダ、牛乳。メインメニュ―のししゃも(2本)は、冷えたこともあるでしょうが、棒のように細く、貧弱そのもの。汁物の具材はキャベツだけ。子どもたちは食欲がわくのだろうかと思わざるを得ませんでした。

けさ(24日)、東京新聞に東京・八王子市の中学校給食が紹介されていました。2月のある日の献立は、スパゲティミートソース、大根のフレンチサラダ、いちごのピンクヨーグルト=写真=。これなら食べたくなるのではと思いました。

物価高騰のおり、学校給食の現場は相当苦労しているはずです。それだけに、未来の主権者であるこどもたちが食べたいと思える、できたての温かい給食の提供へ、政府や行政の役割はいっそう増しています。

 

2024年3月23日土曜日

旅立ち

  あれっ、とラジオ体操中思いました。広場のゴミを拾い集める少年たちの姿が見えたからです。体操仲間からも「感心だねぇ」との声が上がりました。

 少年たちは毎朝、登校前に広場でサッカーを練習しています。中三3人、中二1人。小学生のときから父親と広場で練習に励んでいた少年もいます。

その日は中学の卒業式でした。お世話になりましたと、広場に感謝の気持ちを示そうとしたのでしょうか。

「卒業おめでとう」。体操終了後、伝えると、「ありがとうございます」と笑顔で応えた少年たち。3人は小田原や横浜などの高校に進学し、サッカーを続けるといいます。がんばれ、サッカー少年!

2024年3月22日金曜日

またよろしくね

     勤務先の小学校の昇降口で、2年生のUさんに会いました。

 「先生、4月から違う学校に行くの?」

 その日は学習支援教室の年度末最終日でした。新年度の配属先は引き続き現在の学校との通知を受けていたので、いまのままだよと答えました。

 「よかったぁ」

 笑顔で校庭に駆けていくUさん。

 4月からまたよろしくね。

2024年3月21日木曜日

この空の下で

   先日、外に出かけた際、コーヒーを店の外のテーブルで飲みました。解放感があり、時間がゆっくり過ぎていくようでした。

同時に、この空の下でパレスチナ自治区ガザの子どもたちはいま、と思わざるを得ませんでした。炊き出しの食料をもらいに、鍋などを手に集まる子どもたちの姿を見るたび、やりきれない気持ちでいっぱいになります。

ユニセフ(国連児童基金)のラッセル事務局長は17日、イスラエル軍の攻撃でガザの1万3千人以上の子どもが死亡したと明らかにしています。「このような子どもの死亡率は世界のどの紛争でも見たことがない」とも。

当たり前であるべき、生きること。それがまっとう出来ないガザの子どもたち。卑劣で重大な人権侵害にほかなりません。

憲法で世界諸国民の平和的生存権をうたう日本は、停戦の仲介を強力に行うべきです。国連での停戦決議を拒否し続けるアメリカにも、“同盟国”として、停戦にもっともっと役割を果たせと強く言い続けるべきでしょう。

2024年3月20日水曜日

おわら節に魅了

  


 「仲間づくり相談会」(海老名市後援)がこのほど開かれました。合唱や演劇、舞踊など市内の諸団体が一堂に会して、「サークルに参加し、生きがいを発見しませんか」と市民に呼びかける行事です。13回目のことしは鉄道模型の実演や手打ちそばの試食会などもあり、来訪者の輪が広がりました。

筆者の所属する団体もブースを設けて参加。来訪者やサークル仲間に声をかけて、会ニュース読者を新たに9人迎えることができました。

その一人、Wさんは、富山県の郷土芸能「越中おわら節」を楽しむサークルの方です。舞台で哀愁漂う歌声や幽玄な踊りを披露=写真=し、来場者を魅了しました。

2024年3月14日木曜日

賞味期間は3日

  箱を開けると、うぐいす色の豆がぎっしり詰まっていました=写真=。真空パックではなく、薄い紙にそのまま包まれているのにも驚きました。

 
 ふうき豆という山形の菓子を知人からいただきました。青えんどう(北海道美瑛町産)が原材料で、味付けは砂糖と食塩のみ。保存料は未使用のため、賞味期間が3日ほどで、デパートなどには出店していないといいます。

 ふっくら感があり、甘さは控え目。「素朴と洗練の融合」との宣伝文にも納得でした。


 

2024年3月11日月曜日

プレゼン奮戦記

 

 「よかったよ」「説得力があった」。仲間の感想です。説明者が確信をもって話せたのは、原稿をみんなの協力で仕上げたからにほかなりません。

市の市民活動推進補助金のプレゼンテーションがあり、筆者の参加するラジオ体操クラブも出席しました。場所は市役所の会議室。申請した10団体がそれぞれ説明7分、質疑応答8分の枠内で、申請理由等を市民活動推進委員8人(公募)の前で述べるという内容でした。

当クラブからは3人が説明者に。傍聴席には12人の仲間の顔が見えます。準備が済むと、すぐ開始に。第1発言者はクラブ発足の呼びかけ人のKさん。後半、声が震え気味になり、緊張している様子でしたが、「健康増進は市民の願い」との純粋な思いが伝わる場面でもありました。3人は時間内に終了し、用意した原稿を全文読み上げることができました。

 質疑応答になり、最初の問いは、「他の同じような団体もこんご申請すると、市の補助金の全体額が増えることになるが」。Kさんが「当会は今回交付を受けてラジオを更新できると、以後は必要に応じて厚意等募りますので、少なくても次回は申請を考えていません」。サラリとした回答に、傍聴席でOさんがうなずいています。

次の問いは、「市内の他のラジオ体操グループといっしょに、イベントなどは考えていないのか」。これには、「ご質問ありがとうございます。市内には知人がいる体操グループもありますので、連携をとり、また仲間とも相談して巡回ラジオ体操を迎える行事なども考えたいと思います」と説明者が応じました。

 終えて市役所を出たところで、記念撮影(写真)に。青空のもと、みなさんの表情が誇らしげに見えました。数カ月要したプレゼンの準備。交付の合否がどうであれ、今回の取り組みをとおして、仲間の絆が深まったことは貴重な財産です。

2024年3月10日日曜日

兵器より平和外交を

             

 

 ジャズが流れる、穏やかな雰囲気の中、えびな・九条の会の「生かそう憲法」スタンディング(90回目)が9日、海老名駅前で行われました。

  憲法の各条文を持参し、署名者に説明した参加者や、憲法9条を模造紙に自筆で記し、サイレントで掲げ続けた参加者も。

スピーチでは、自民党が5日に決めた2024年運動方針案で、「本年中に憲法改正のため、国民投票を」と執拗に改憲を持ち出していることを告発。最大のねらいは自衛隊を憲法9条に書き込み、他国に攻め入る軍隊に公然と変質させることだと指摘し、「私たちの日本を『戦争する国』に絶対してはなりません」と訴えられました。沖縄の基地問題や悲惨な戦争体験についての発言もありました。

 座間市南栗原の女性は小学5年の息子といっしょに、「憲法改悪を許さない全国署名」にサイン。「戦争に反対します。やはり『兵器より平和外交』です」ときっぱり語り、会ニュースの読者になりました。

 月から高校に入学する愛川町の男子生徒(15歳)も、参加者のゼッケンを見つめながら、「戦争放棄に賛成です」と署名に応じました。