2021年5月30日日曜日

「署名すれば良かった」

   先日の「生かそう憲法」駅前スタンディング行動のさいのこと。9条改憲NO!署名を呼びかける九条の会会員の横を通り過ぎた中学生らが「署名すれば良かった」と話すのを、スタンディング中の会員に聞こえたといいます。

駅前を行き交う大勢の市民。けっして無関心のまま通り過ぎてはいないことがわかります。

いま日本政府は、台湾海峡で米中が軍事衝突した場合、安保法制にもとづく対応がありうるとし、自衛隊参戦の危険を隠そうとしていません。コロナ危機に乗じた改憲手続き法の改定も強行されようとしています。9条を中心とする改憲を許さない運動はけっして緩めることはできません。

中学生らの声を耳にした会員は、「実際に署名までに至らなくても共感してくれる瞬間があったことはうれしかった」と振り返っています。戦争をしない、軍隊を持たないとうたう憲法9条。若い世代を含む市民にこの9条を守り生かし、平和な日本を築
こうと、粘り強く訴え続けたいと思います。

2021年5月27日木曜日

朝のすがすがしさ

  先日、ラジオ体操仲間のSさん(82)が包丁を足の上に落とし、出血が止まらないという事件があった。家人も不在で、自分で近所の医院まで歩き、診てもらったという。

   一週間ほど休み、久し振りに顔を見せたSさん。Kさんが屈託のない声をかけた。

 「私の電話番号を教えるので、何かあったときは遠慮せず声をかけて。車で送ることぐらいできるから」

 その日、ラジオ体操から帰る道すがらSさんは、「Kさんの親切、うれしかった」とつぶやいた。

 朝の10分間足らずの体操。緩いつながりだが、すがすがしさを覚える出会いの場でもある。


2021年5月8日土曜日

一日の始まり

 


   玄関を出ると、曇天の空でしたが、雨は上がっていました。ラジオ体操の広場に向かう道沿いの畑ではジャガイモの薄紫色の花が咲き、民家の軒先に咲く真紅のバラの葉には雨粒がついています。

広場に着くと、「富士山が見えますよ」。マンション間のすき間に遠望できる富士山の斜面。現地は晴れているのか輝いて見えます。

体操中、「パン工場の匂いがするね」と男性が声を発しました。風に乗って漂う近くのパン工場からの甘い匂い。大型連休が明け、きょう(5月6日)からまた始まる小学校の給食用のパンを焼いているのでしょうか。

体操を終え、帰途に。黒いカバンを手に急ぎ足で駅に向かう人、風を切るように自転車を走らせる高校生とすれ違います。いつも姿勢よく歩く人とは通常より手前の地点で出会いました。早出なのでしょうか。

さぁ、私もきょう、予定したことをやらなければ。

2021年5月4日火曜日

これからも参加しますよ

  3日の「生かそう憲法」駅前スタンディング。Tさん(82)は隣りの町から電車に乗ってやってきました。

朝、新聞を見たTさんの目に飛び込んできたのは、改憲について「賛成」が「反対」を上回るという世論調査。「黙ってはいられない」と思いました。これまでも原爆の映画会や憲法の講演会に足を運び、平和への思いを培ってきました。

よく晴れた憲法記念日のこの日の参加者は20人。距離を取りつつ、「9条改憲NO!」(写真)と手書きされたボードなどを堂々と掲げると、歩行者からは親指を立てたジェスチャーや手を振っての激励がありました。

改憲発議反対署名の呼びかけにも反響がありました。自分から近寄ってきた横浜市のサッカー部員という高校2年生は、「戦争になると、俺たちはきっと死ぬだろうから、平和でないとね」とサインに力を込めました。

ボードを掲げつつこうした光景に接したTさん。「これからも機会を見つけて参加しますよ」