2017年12月31日日曜日

とんぼが飛び交うまち

 ことし2017年も、きょう31日だけになりました。関東地方は朝から冷たい空気に覆われています。
 朝、散歩すると、田んぼに水が入れられていました(写真)。農作業への効果や生物の豊かさなどを調べる「冬季湛水(たんすい)」。県や大学、地元企業による事業です。
 冬の田んぼには、とんぼが秋に産み落とした卵も越冬中です。春にはヤゴになり、やがて、とんぼに成長します。
 来年も農業や自然環境を守り、とんぼが飛び交うまちづくりをと思います。

2017年12月30日土曜日

新しい年を迎える

  けさ、しめ飾りを玄関に飾りました(写真)。
  災いをもたらすものが家の中に入り込まないようにとの言い伝えがあるようですが、拙宅では新しい年を迎える節目の行事の一つ。
  ことしも県公園協会のしめ飾りづくりに参加したときの作品です。わらはしめ飾り用の田んぼの”生”。色を付けた加工品とは違って、触るとぬくもりがあり、懐かしい香りもします。
 ”付属品”は、邪気を祓う意味の紙の紙垂(しで)や末広がりの意味の扇、結びつきを意味する水引きなどの縁起物。堂々とした、華やかさもあるしめ飾りになりました。

2017年12月29日金曜日

元に戻った小松菜

  埼玉の畑で採れた小松菜をいただきました。
  冬野菜の代表格です。ビタミンやカルシウム・鉄分など栄養成分が高いことでも知られています。
  驚いたのは、しばらく貯蔵していたものを水に浸すと、元気よく元に戻ったことです(写真)。丹精込めて育てられたからでしょう。
  ベーコンといっしょに炒めると、柔らかく、甘みもあり、おいしくいただきました。

2017年12月28日木曜日

九条があるから攻められなかった

 神奈川県海老名市の「えびな・九条の会」は26日、小田急・相鉄海老名駅前で「安倍9条改憲ノー!3000万人署名」への協力を呼びかけました(写真)。
 署名に応じた60代の女性は、「九条があるから外国から攻められないできた。安倍さんの改憲は理解できない」と発言。70代の女性も、「孫のことを考えたら、9条は変えてほしくない」と語りました。
 また、署名用紙を持ち帰ると申し出た女性は九条の会に入会しました。行動(45分間)では51人が署名しました。
 同会の地域での署名活動では公明党支持者や神社宮司の妻などが署名。自治会の行事で顔を合わす人が「興味があります」と述べて署名する例も生まれています。
 1月からは宣伝をより強めようと、駅頭行動を毎月の世話人会議前に加えて、第2土曜日にも行います。


2017年12月16日土曜日

29年目の米カレンダー

  富山和子さん制作の「日本の米カレンダー」。我が家では居間の一番目立つ壁に掛けられています。行事予定を書き入れているため、毎日のように目にします。美しい風景写真が多いため美術品同様の役目も果たし、終わった月の分でも別の部屋に飾られている“お気に入り”があります。
  ことしは、北海道・倶知安町の羊蹄山の写真。青い空とコニーデ型の山並みと緑色の水田が色鮮やかに描かれ、北海道のさわやかさが伝わってきます。

 創刊29年目という2018年版を手にする年の瀬になりました。1月は、注連(しめ)飾りなど正月の品々を持ち寄って焼く「どんど焼き」(新潟県十日町市=写真)。春を待つ儀式の一つですが、富山さんによれば、いま春を迎えるということは「何よりも平和を祈ること」とのこと。

 同感です。平和を願うために何をすべきか。当面、憲法9条を生かす3000万署名の実現に草の根から力をつくしたいと思います。日本各地の美しい景観や庶民の生活に根付く風習を守るためにも。

  「日本の米カレンダー」の問い合わせ先 〒101-0024東京都千代田区神田和泉町1-5-5-3F 国際カレンダー株式会社 電話03(5829)4100 FAX03(5829)4103  http://okome.ne.jp/

2017年12月10日日曜日

美瑛だより

  北海道・美瑛(びえい)から「たより」と写真が届きました。
      ◇
 いま、最低気温がマイナス10℃位です。
 でも家の中はストーブと断熱材のお陰で暖かいです。
 今年は雪が多そうです。雪かきをもう何回もしました。スキーをやる人には最高だと思います。
  冬は静かで景色がモノクロになって、これはこれでいいものです。(写真は12月8日撮影、H)

2017年12月7日木曜日

小雪


  玄関に木版画を飾りました。白壁の殺風景だった玄関がぬくもりのある空間に変わりました。
  木版画は名画のコピーではありません。板院展で入選を重ねる荒木壽美(としみ)さん=元小学校教頭=の自刻りした作品「小雪」。石庭に降る雪のシーンが障子越しに描かれており、静寂に包まれる冬景色を味わっているような感じがします。
  贈っていただいたSさんに、感謝です。

2017年12月3日日曜日

北海道の「年取り」

  故郷、北海道の苫小牧では、大みそかの晩の食事に手をかけたごちそうを食べます。「年取りの膳」といって、家族そろって健康に過ごせたことに感謝し、元日に年をとることを祝うのです。
 食卓には、茶碗蒸し、うま煮、焼いたシャケ(あきあじ)、醤油漬けのいくら、ニシン・ホッケの飯寿司、ニシン漬けなどが並びます。加えて、前浜で採れる北寄貝の刺身やフライは鮮度がよくて甘味もあり、好物でした。北寄貝を混ぜた炊き込みご飯も、よく母親にせがんでつくってもらい、おかわりしたものです。
 シャケは丸一本買って家でおろします。その名残りか、いまも年末になると、父親からシャケの姿切り身が送られてきます。いくらは、生筋子をぬるま湯で筋から卵をはずし、味醂と数滴の醤油で味付けします。母親の得意料理の一つでした。
 ニシン漬けは、ニシンにキャベツ、人参、生姜、干した大根を加え、麹・塩で漬けたもの。氷点下の小屋に置いているため、半分凍り、シャリシャリした食感がたまらなくおいしいのです。何本もの大根を洗って木につるす作業を、家族総出で行ったことも懐かしい思い出です。