2023年10月31日火曜日

地域のコーヒー店


   小田急線の踏切近くにコーヒー店がある。開店から5年。寡黙な若い店主が豆の注文を受けると自家焙煎し、待つ間ドリップコーヒーをサービスしてくれる。

先日、訪ねると、豆を大事そうに抱えたお客さんが、店の前の停留所からバスに乗り、帰っていった。

店のテーブルには、中村哲さん映画会(128日、海老名市文化会館小ホール、1845分開演)のチラシが置かれている=写真=。

付き合いが生まれたことで、筆者の家でも最近は朝食後、同店のコーヒー豆をひく。立ち上がる香ばしい香りと、深みのある味わい。地域の文化の薫りを感じるひとときでもある。

2023年10月30日月曜日

コロッケ

   地域の精肉店で買い物。すると、揚げている途中で具材が膨張し、衣を一部突き破ったのでと、そのコロッケ=写真=をサービスしてくれました。

店主はラジオ体操の仲間です。ただ最近は体調がよくなく、お休みがち。店頭で談笑することが続いています。

帰宅後、いただいたコロッケは、外はサクッと、中はホクホク。さすがおいしい味でした。

2023年10月26日木曜日

西郷孝彦・元校長の実践

 


元東京都世田谷区立桜丘中学校長・西郷孝彦さんの講演会(自主夜間中学・えびなえんぴつの会主催)が10月9日、海老名市で開かれました。雨の中、85人が参加しました。

西郷さんの原点の一つは校内暴力が吹き荒れた区立中学。自殺する生徒が続く中、子どもの命を真ん中に位置づけた学校づくりをと決意しました。

「すべての子どもたちが3年間を幸せに過ごす」が目標の桜丘中学。授業に間に合えばOKと、遅刻は取るのをやめ、定期テストも廃止して小テストに。教室に入れない子は職員室前の廊下で勉強し、良質な机と椅子を置くと、朝8時から勉強する子も。七夕は「浴衣の日」とし、学校も  約150着用意しました。  

生徒から「自分で考えて行動できる」「個性を出せる」と評されるなか、いじめは激減し、学力が区のトップレベルに。

 教員増などに教育予算を倍にすると、教育問題のほとんどが解決すると話す西郷さん。なぜそうならないのかとの質問には「だまされない、頭の良い市民が育っては困るから」と語り、「おかしいと言いましょう」と呼びかけました。

2023年10月25日水曜日

「楽しみ」

   学習支援教室によく来る小学2年の児童。苗字が夏休み明け後、変わりました。

AさんからBさんに。でもノートの名前の欄はAさんのままでした。表情は心なしか暗い。

声をより多くかけるようにしました。児童が関心を持ちやすい、7枚のピースを組み合わせて形をつくる「タングラム」にも興味を示すようになりました。

きのう、教室にやってきたBさん。顔を私に近づけ、「きょうね、楽しみなんだ。ママといっしょに夕ごはんを食べに行くの」。

 本当にうれしそうでした。     写真=ルビースター

2023年10月15日日曜日

若い母親も高校生も「戦争反対」

 

  神奈川県海老名市の九条の会は10月14日、海老名駅東口自由通路で、「生かそう憲法」駅前スタンディングを行いました。85回目。
 秋晴れのもと、17人が参加。赤ちゃんを抱えた女性はスピーチで、「憲法は大切なものです。駅前で『守ろう』」と訴えていることに励まされました。少しでも耳を傾けてくれると、うれしいです」と訴え、拍手に包まれました。

 海老名に遊びに来たという小田原市と横浜市の高校2年生の5人組は、そろって「大軍拡・大増税に反対する署名」にサイン。圧巻だったのは、その一人がマイクを握り、「『戦前』NO!」のポスターを高く掲げつつ、「戦争反対」「戦争反対」と10回ほど駅前を行き交う人々に元気よくコールしたことです。長崎に行ったとき、原爆の悲惨さに接し、戦争はダメだと思うようになったと話しました。