2021年8月11日水曜日

ワーキングプア

 

 ラジオ体操開始前の雑談で、米や野菜を作る農家の人が言いました。

 「私、ワーキングプアだね。朝から晩まで働いても年収が百万とか二百万だよ」

子どもに農家を引き継いで欲しいとは言えないとも。額に汗して農地と向き合っても、「貧しい」と口にせざるを得ない国。なんて不条理なんでしょうか。

米作りについていえば、ここ20数年、歴代自民党政府の市場まかせの政策により、生産者米価は下落を続けています。生産費が60㌔で1万5000円を超えるのに、農家の手取り米価は1万2000円前後。

それがいま、コロナ禍によるコメの需要激減で在庫が増大し、21年産の米価も暴落が懸念されています。米は国民の主食です。菅政権は生産費を償う米価の実現に責任を果たすべきでしょう。

同農家の直売所(写真)でナスを購入しました。豚肉を加えてみそで炒めると、旨味がギュと濃縮され、ご飯がすすみました。