2021年7月12日月曜日

木村草太さん講演会が盛況

 


 神奈川県海老名市の九条の会は10日、木村草太・東京都立大学教授の講演会を開き、272人が集いました。時事問題やユーモアも取り入れた話に共感の輪が広がりました。

講演で木村氏は、銀行を通じた居酒屋への圧力など、コロナ禍の中での政府の強権的な措置について、法的根拠はないと指摘。「憲法に緊急事態条項があるとまずいぞということがシュミレーション的に見えている」と語りました。

生活保護問題についても憲法の個人の尊重の理念に照らすならば、「その算定はいいかげんな計算をしてはならない」と強調。同性婚が人権を大事にする国では広がっていることなども紹介しつつ、「個人の尊重は憲法の中核。憲法の未来は明るい」と話しました。

海老名市の10代の参加者は、「とても分かりやすかった。公民の教科書に木村先生の主張が書かれていると、うれしいと思った」と感想を語りました。

   写真説明  講演する木村草太さん=10日、海老名市