「妻が参加しましたが、不在です」。電話に出た夫のIさん。切られるかなと思いきや、少し話してもいいですかとのこと。どうぞどうぞと私。
「高校の恩師が九条の会を東京でやっていたんですよ。亡くなりましたが。生前、『あなたも、雑誌世界などを読んで、社会に関心を持ってはどうですか』と言われていました。ものぐさな私はちゃんと聞いていなくて…。きょうはわざわざ電話をいただき、ありがとうございます。読んだり、読まなかったりだと思うけど、大事な活動だから、どうぞ入れてください」
初めて会話を交わす当方にフレンドリーなIさん。80代といいます。
少しでも憲法や改憲の動きに関心を寄せてもらい、希望ある日本をともに築けたらとのお願い。ほのぼのとした小さなドラマに出会い、九条の会運動の値打ちにも触れられる醍醐味のある活動です。