2016年8月2日火曜日

危機打開の共闘

 東京都知事選は残念な結果でした。野党統一候補としてたたかった鳥越俊太郎さんには「お疲れさま」の言葉を贈りたいと思います。
  「日本のことは東京のこと」と訴えた氏。憲法を守りたい、原発をなくしたいとの主張は、平和や人間の尊厳をとの広範な願いをくんだ、見識と勇気ある訴えでした。こんごも生命力をもって広がるであろうし、より広げなければなりません。
 
 障害者の共同作業所の運営委員長を務めていた父親にふれた、自分も社会的に弱い立場の人のために尽くしたいとの発言も印象に残りました。安倍暴走政治のなか、住民に優しい地方政治はかつてなく求められています。実現に向けた多彩な取り組みを日常から進めなければと強く思います。
 
 選挙結果の判明後、「衆院選も野党統一でたたかってほしい」と語った氏。そうです。市民と野党との共闘は、今日の危機を打開し、社会進歩をめざすうえで決定的に重要な取り組みです。やすやすと絶やすことはできません。(写真=東京都町田市での街頭演説、7月17日)