2017年5月31日水曜日

私が私であるために 

  「朝日」5月29日付政治面のコラムに、山口県周南市の「ツタヤ図書館」の「ダミー本」問題が紹介されています。中が空洞の本3万5千冊を約152万円(市民の税金)で購入するとの話です。

 神奈川県海老名市立中央図書館=「ツタヤ図書館」にもダミー本が並べられています。市民の「公立図書館は『インテリア』優先ではなく、本当の本を並べるべき。市民が誇りの持てる図書館に」との声を、同館と市は聞き入れようとしません。

 「朝日」のコラムを興味深く読むと、「中身なんてどうでもいい」というのは「安倍政権が民を扱う手つきに似てる」と指摘。首相の唐突な9条「加憲」表明などにもふれて、私が私であるために、あきらめることなく安倍政治と戦いたいとの趣旨でした。
 そうだ、海老名のダミー本問題でも撤去をの声を上げ続けようと、共感した次第です。

 昨日、神奈川県座間市立図書館の葉山敦美主幹のお話を聞く会(写真)に参加しました。住民に寄り添う選書や書架の在り方、図書館運営を長期的に見通す司書の役割などにふれて、貴重なお話がありました。