「テロ対策」を口実に、市民が四六時中、監視されかねない同法案。通行中の50代の女性は、「私たち普通の庶民も監視されるんですか」と話しかけてきました。
政府は「いや違う」といいます。でも、国会の質疑では、「花見と犯行の下見はどう区別するのか」との問いに、「ビールと弁当を持っているのが花見で、地図と双眼鏡を持っているのが下見だ」との政府答弁がありました。共謀罪法案では地図や双眼鏡を持参するバードウォッチングも、捜査・処罰の対象にされかねないのです。
女性は「怖いですね」と語りました。市民の人権や自由を広く侵害する「共謀罪」法案。世論と運動を草の根からいっそう広げて廃案に追い込みたいと思います。