2019年11月2日土曜日

衛生的なプールを


先日、海老名市役所を訪ねました。市のレクリエーション施設「ビナスポ」のプールで、「黒カビが放置されている」と訴えるYさんに同行しました。

Yさんが提示した写真を見て、目を疑いました。洗眼コーナーやプールサイドの床に黒カビが広がっていたからです。ぜんそくやアレルギー、感染症の原因になり得るものです。抵抗力の弱い子どもや高齢者は健康被害がとりわけ心配されます。

同施設管理者(民間)に市から支払われる管理費は8億3609万円(ことし4月から5年間)。市は大きな指導責任をもっていますが、話し合いのなかで、管理協定書に清掃を毎日行うとの規定がないことが明らかになりました。
厚生労働省の通達「遊泳用プールの衛生基準について」(2007年=写真)によれば、プールサイドや更衣室等、利用者が使用する設備は、「毎日一回以上清掃するとともに随時点検を行う」と定められています。

話し合いの結果、市は近日中に現場を確認し、その状況等を報告することになりました。