2016年2月7日日曜日

甘利元大臣 地元で説明会を

 神奈川県大和市の広報1月1日号に甘利明・経済再生相(当時)が登場しています。市長との健康談義で、朝や昼は節食し、「夜は好き勝手に食べる」と豪語しているのです。
  なるほどなあと思いました。同氏は飲み食いに多額のお金を支出することで知られています。

 例えば、氏の資金管理団体「甘山会」は2014年、約170回、計750万円を飲食費に使用。ほぼ2日に1回、ワイン居酒屋やすし屋、うなぎ屋などで平均4万4千円を使ってグルメを堪能しています。あまりにも庶民の食生活からかけ離れた「好き勝手」ぶりというものでしょう。
 
 甘利氏の飲み食いの原資の一つは、今回の口利き・金銭授受疑惑で浮き彫りになった通り、企業献金です。飲み食いを重ねつつ、カネで政治をゆがめる金権・腐敗政治など、断じて許されないことです。

 氏の選挙区にはいまなお大臣の肩書付きの大型ポスターが張り巡らされています(写真)。せめて肩書に元をつけるかシールで覆うべきですが、「復活狙い」だとすると、有権者をあまりにもなめた政治活動です。
 ポスターの下部には小さな字で、ことし9月6日、国政報告会を大和市の甘利事務所前で開くと記されています。9月はまだ7カ月も先です。氏は有権者への責任を果たす意味でも、1日も早く地元事務所前で、疑惑に対する説明会を開くべきではありませんか。