国会議事堂を約3万人(主催者発表)がぐるりと取り囲んだ24日の安保法案反対行動=写真。所用で上京中、初めて参加した北海道の青年(36)に話を聞く機会がありました。
驚いたのは、参加者の真剣な表情と訴え。「戦争する国ぜったい反対!」「安倍政権いますぐ退陣!」などのコールの力強さは想像以上だったといいます。
青年自身、日本が攻撃もされていないのに、他国の戦争のために武力を使う安保法案の理不尽さにあきれています。対象になりかねない徴兵制の導入も不安です。最近は親しい友人に会うと、すすんで議論のテーマにします。
国会包囲行動では、訴える声が国会周辺のどこにいてもスピーカーから聞こえました。炊き出しもありました。
これまでにない刺激と連帯感を覚え、主催側の努力に心を揺さぶられた青年は、1000円札をカンパ箱に。
「もし大金持ちになったら、多額のカンパをする先が見つかったのも、今回の収穫です」と言って明るく笑いました。