2018年1月7日日曜日

音楽のある街

  神奈川県の海老名駅自由通路で昨年末、歌が披露されました=写真。
  歌い手の牧師・平良愛香さん(49)=相模原市=は沖縄県出身です。米軍新基地建設に反対する「沖縄の美しい海を」や、命の大切さをテーマとする「ヌチドゥタカラ」などの曲を伸びやかな声で歌いました。
 真っ先に足を止めたのは女子中学生の2人。「こういう街の雰囲気って好きでーす」。乗車するバスを一本遅らせて聴き入る女性や、いっしょに讃美歌を歌う人たちもいました。
  海老名市の自由通路では、市条例(2015年改定)により集会・デモが全面禁止され、若者の路上ライブも事前届け出制・有料です。市民グループの「海老名自由通路を考える会」は、公共空間での平和的な集いや若者の路上ライブなどは基本的な人権と主張し、昨年3月の横浜地裁判決にも同趣旨が生かされています。
  平良さんのライブに足を止めた市民の表情は明るく、自由通路本来の姿を楽しんでいるようでした。