2016年9月18日日曜日

保育園を見学しました

  広い園庭には大小二つの滑り台がありました。給食調理室は一面がガラス張りで、昼食づくりに励む調理員さんの姿が見えます。書籍コーナーには沢山の児童書が並び、保護者にも貸し出されています。
 待機児童問題などのニュースが相次ぐ保育園を見学する機会がありました。一見は百聞にしかずで、知事認可保育園の行き届いた保育環境に接する機会になりました。
 
  とりわけ印象的だったのは、園の広いホールで開かれた年長の幼児と見学者との交流の場面です。幼児らは、見学者と遊んだことにふれて、「すごく楽しかった」「おもしろかった」と次々に手を挙げて感想を紹介。ピアノの伴奏に合わせて園歌を大きな声で歌い、見学者に手製のしおりを進呈しました。
 それらは、いっしょに入園する、まだ話すこともできないゼロ歳児や一歳児らの成長した姿を想像できるような場面でもあり、保育園の貴重な役割を改めて学びました。
 
  認可保育園に入れない待機児童問題の対策は依然として追いついていません。厚生労働省が2日に公表した数は2万3553人で、2年連続の増加です。
 90人規模の認可保育園の増設にかかる国費は、1カ所当たり1億2000万円。安倍政権は今年度、高額兵器の垂直離着陸機オスプレイを4機購入しますが、1機分(112億円)で、100の保育園、9000人の待機児が解消される計算になります。
  子どもの成長をもっと大切にする政治や、働く女性をしっかり応援する政治の実現をと、願わずにいられません。