2024年10月31日木曜日

芙蓉

   ラジオ体操の会場に向かう途中、民家の道路際に、白とピンクの大輪の花=写真=が咲き誇る芙蓉(フヨウ)の木があります。

けさ、家人が外に出ていました。「華やかな印象ですね」と声をかけると、先代が植えた木で、70年から80年経過しているといいます。

驚いたのは、樹高が3㍍程度ある芙蓉ですが、毎年11月頃、30㌢程の高さまで切り戻すとの説明。生命力が驚異的です。

写真を撮る通行人もよく見かけると話す家人。地域で愛されていることがわかります。

2024年10月30日水曜日

被爆者の意思を継ぐ

 

 「日本被団協の平和賞授賞と響き合う企画だ」。TBS「サンデーモーニング」コメンテーターで、非政府組織ピースボート共同代表の畠山澄子さん(35)=写真=の海老名講演に期待の声が広がっています。

畠山さんと被爆者との最初の出会いは19歳のときでした。通訳ボランティアとして、103名の被爆者と4カ月間、寝食をともにしながら船で世界を一周。寄港先の学校や若者集会などで被爆の実相、核兵器廃絶を訴え続けました。当時の様子をこう振り返ります。

自分たちが味わってきた、想像を絶するような苦しみをさらけ出しながら、私が生きてきた年月よりもはるかに長い月日を核廃絶に費やしてきた被爆者の背中を見ながら、社会を変えようとすることの本質を教えてもらった気がした」(東京新聞10月26日付Web版)

のごも畠山さんはピースボートで被爆者と歩む「証言の航海」を担当。今回の平和賞受賞について、本当にうれしいと祝すとともに、「核も戦争もない世界のために、これまで70年にわたってたたかってきた被爆者の人たちの意思を継ぐのは私たち全員だ。それぞれが、自分たちの持ち場で必ずできることがあるはずだ」(同前)と語っています。

講演会「世界平和と日本の役割」。2025年2月9日(日)18時半開会。海老名市文化会館小ホール。主催えびな・九条の会。チケット(前売券500円)は有隣堂ららぽーと海老名店、海老名市文化会館で取り扱い中。

2024年10月18日金曜日

「核兵器なくそう」 広がる対話

   日本被団協がノーベル平和賞を受賞した翌10月12日、えびな・九条の会は海老名駅前で核兵器問題を主題に「生かそう憲法」スタンディングを行い、注目を集めました。

 秋晴れのもと、12人が参加。憲法9条ポスターなどを掲げるとともに、被団協の「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」を呼びかけました。

 スピーチでは核使用を前提とする「核抑止」の危険性を指摘し、73の国・地域に広がる核兵器禁止条約の批准を政府に求めました。

  海老名市の60代の女性は、「昨日はおめでとうございます」と被団協の平和賞受賞に祝意を寄せて署名にサイン。被団協の存在を昨日初めて知ったと語る平塚市の女子高校生(16)も、「核兵器をなくせと声を上げ続けてくれていたんですね。うれしいです」と顔をほころばせました。署名数39筆。