2024年9月16日月曜日

9条改憲は戦争への道

            

 神奈川県海老名市の九条の会は9月14日、海老名駅前で、「生かそう憲法」スタンディング(96回目)を行いました。

 残暑厳しいなか、「守ろう―憲法」「主権者はだれだ―私だ」などのコールに続いて、歌「手のひらを太陽に」を会員のギター伴奏で合唱。プラカード「兵器より生活」「STOP  WAR」などを掲げるスタンディングと、憲法改悪反対署名に取り組みました。

スピーチでは、自民党総裁選の候補者が憲法9条への自衛隊明記に前のめりであることを告発。自衛隊が敵基地攻撃能力を持つとともに、先制攻撃も辞さない米軍との一体化を進めていることに触れて、「自衛隊明記は戦争への道」と批判しました。

スピーチに呼応し、駅前を歩く若者たちからは「戦争反対」との声が上がりました。

憲法改悪反対署名には20人がサイン。海老名市河原口の50代の女性は、「日本でも徴兵制が復活すると、息子がいるので心配です」と不安な表情で話しました。

参加者からは、「初めてスタンディングに参加した。憲法署名に応じる人があちこちにいたのは興味深かった」「NHKの朝ドラ『虎に翼』でも描かれている『憲法はすばらしい』との認識を持つ若い人が増えて欲しい」などの感想が語られました。

2024年9月8日日曜日

「守ろう憲法9条」幅広い市民に

  朝夕涼しさも感じられる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

先月の駅前スタンディングのさい、憲法改悪反対署名に自ら歩み寄った高校生は、自衛隊の海外派兵に深い危機感を表明しました。いま、「戦争反対」「憲法を守ろう」の訴えには必ず応えてくれる市民がいます。私たちの訴えと行動はますます重要です。

自民党総裁選の候補者はそろって9条改憲に前のめりです。自衛隊明記についての「自衛官が誇りを持つことが重要だ」との理由付けなどで、済まされてはなりません。

自衛隊を憲法に公然と位置づけるならば、条の戦力不保持との整合性が真正面から問われます。自衛官の定員割れが常態化しており、徴兵制を復活させるとでもいうのでしょうか。国民的な議論が必要です。

そもそも軍事力で平和を守ることは日本国憲法の理念に反します。憲法には痛苦の教訓を踏まえ、戦争や軍隊を想定した規定は一条もありません。武力行使がまかり通るならば、国民に多大な犠牲が出ることは毎日の海外のニュースが余すところなく示しています。

平和を築くうえで日本にいま求められていることは、憲法9条の理念に沿って周辺諸国との外交や対話、民間交流を徹底して進めていくことです。

9月のスタンディングでも上記の訴えを、幅広い市民にいっそう広げていこうではありませんか。        

               

〇行事名:「生かそう憲法」駅前スタンディング(96回目)
〇日時9月14日(土)1330分~14
〇場所:海老名駅東口自由通路
〇プログラム ①コール②歌「手のひらを太陽に」③スタンディング(プラカードを用意しています。持ち込み歓迎)+憲法署名+スピーチ(希望者は事務局へ)
〇主催:えびな・九条の会