2019年8月11日日曜日

有志連合への参加は危ない 憲法署名に反響


「先の参院選の重要な特徴は改憲勢力が改憲発議に必要な3分の2を割ったこと」―。えびな・九条の会は10日、神奈川県の海老名駅前で、元気いっぱい安倍9条改憲NO!3000万人署名を呼びかけました(写真)。

炎天下、6人が参加。1時間で52筆の署名(3000万人署名の合計数3255筆)が集まり、新会員・会報読者も新たに2人増えました。

特徴は、署名者からいまの情勢を憂える声がいくつも寄せられたことです。座間市の男性は、「アメリカは有志連合といって、中東の海に軍隊を派遣することを呼びかけているけど、日本が自衛隊を出したら、戦争に向かいかねない。反対です」ときっぱり発言。海老名市中央の女性も、「日本と韓国の仲がすごく悪くなっているのが不安です」と話しました。

また、通りかかった「表現の不自由展・その後」(愛知県)の出展者も進んで署名。「(圧力ととれる発言を行った)菅官房長官らはひどい。表現の自由は守られるべき。応援してください」と怒りが収まらない様子でした。

  若い世代からの反響もありました。一度通り過ぎたサングラスをかけた若い女性=海老名市扇町=は戻ってきて、「9条を変えることに絶対反対です。がんばってください」と激励の声を寄せてサイン。白い制服姿の中学1年女子=同市杉久保北=は、「自衛隊は9条に加えないほうがいい」とペンを走らせ、小学校で憲法を習ったと話しました。