2017年11月22日水曜日

「表現の自由」に共鳴した若者

  神奈川県海老名市の駅前自由通路条例の改定を求める宣伝活動に参加しました。
  市民の政治活動や音楽活動に、事前の届け出や通路使用料を課す現条例。若者の同通路でのライブ活動もめっきり減りました。
  しかし、この3月、横浜地裁は条例見直しの必要性を裏付ける判決を下しました。市も同判決と市民の粘り強い条例改定運動を前に、9月の市議会では「自由通路での市民の広報・音楽活動は大事だ」と答弁せざるを得なくなっています。

  私たちの宣伝にじっと聴き入る若い女性がいました。仲間のKさんが話しかけると、大学で政治や憲法を学んでいて、表現の自由に基づく私たちの訴えに興味を持ったといいます。
 「いまの政治と国民の間にはずれがあると思います」。真剣なまなざしで、自分の考えをはっきり述べる女子学生。沖縄の基地問題などにも関心があり、昨年は東京の区会議員事務所でインターンシップ(学生に就業体験の機会を提供する制度)を経験したといいます。

 政治に関心を持つようになった理由については、「家ではニュースを見る習慣があり、政治がよく話題になります」。条例改定署名にも、住所は記せないが、名前だけならと応じました。
  別れ際、若い人と未来を感じる対話ができてうれしかったと、Kさんが握手を求めると、女子学生はにこやかに応じました。