2016年4月20日水曜日

日本史専攻の青年

 戦争法廃止・署名行動(4月19日=写真)のときのことです。
 駅改札口から出てきた若い男性。耳にはイヤホン。通り過ぎるかなとも思いましたが、「戦争法廃止の署名にご協力ください」と声をかけました。
 青年は足を止め、イヤホンを外しながら、私の差し出したボールペンをさっと握りました。署名を終えたところで、戦争法について尋ねると―。
 「大学で日本史を専攻しているんですが、戦争の悲惨な写真を見て、繰り返してはならないと考えていました。仮に徴兵制が始まると、自分はまず対象になるだろうし」
 この4月、大学に入学したばかりと語る18歳の青年。日本史を学ぶ今日的意義を体現しているのではと思いました。
 聡明な若い世代に出会い、元気をもらえる戦争法廃止行動への参加は止められません。