2015年2月12日木曜日

地域の中古車販売業者

  「スローライフに切り替えよう」。長年使用したマイカーを手放すことを決意した知人。大手メーカーの系列店に引き取りの査定を依頼しました。しかし使用年数が長い等々の理由で、まったく不本意な額でした。
 あきらめきれず、近所の中古車販売店に声をかけました。店を開いて15年という同店。予想を超える引き取り額を提示しました。
 「ウチは家族経営。大手の店に比べて、もうけはそれほどなくてもね。近所のよしみということもあるし」

 売却の翌日、早速同店前に陳列されたマイカー。走行距離が短く、ワンオーナーであった等のセールスコピーが貼られていました。そして売値が引き取り額とそれほど大差がなかったことにも知人は驚きました。

  自動車5社(トヨタ、富士重工業、マツダ、スズキ、三菱)の営業利益が過去最高を更新したと報じられています。トヨタは二年連続で2兆円超も利益を上げ、内部留保を積み増し。労働者や下請け業者ら1000人が参加した「第36回トヨタ総行動」(11日、愛知県)では、再雇用で働く労働者から「家族との生活を犠牲にして働く労働者に、もっと賃金を支払ってもいいはずだ」との声が上がっています。

  他方、住民との共存共栄を探り、便宜をはかることもいとわない地域の中古車販売業者。住民にとって頼りがいのある存在です。応援したくなりました。