Iさんは学習支援教室にやってくると、宿題のあと、タングラムに集中する。「はくちょう」「家」など全50種を一通り仕上げたあとも、「またやってみる」と言って、これまで3回やり遂げた。子どもらが難易度を「MAX」と評する「正方形」も、Iさんは難なくこなす。その表情は達成感に包まれている。
3学期末、学習支援員のHさんが「Iさんが新しいタングラムをやりたいと言ってましたよ」。意欲に応えなくては。私は新作に挑んだ.
4月、Iさんに「恐竜もあるよ」と紹介するのが楽しみだ。