目の前の大きな鉄板。水で溶いた小麦粉の上に、キャベツ、もやし、焼きそば、豚肉などが乗せられていきます。「じっくり焼き上げる」が店の”売り”で、個別に焼くものもあり、店の人の労力は大変です。出来上がった「そば肉たま」は素材が生き、だしやソースの味と一体化した絶妙のおいしさ。ボリュームも満点で、待ったかいがありました。
店名に「〇〇ちゃん」が多い広島のお好み焼き店。理由の一つは、原爆や戦争で夫を亡くした女性が生きていくために、自宅を改装して店を始めたケースが少なくないためといいます。
お腹いっぱいに食べられる平和を。旅行から帰宅後、自宅でつくったお好み焼き(写真)を食べながら、広島のお好み焼きに込められた願いを想像しました。