同地域の住民は少なくとも土・日曜に使用する2日分の水はそれ以外の日に蓄えておかなければならないということでしょうか。
同じ紙面には、七尾市内の避難所には今も仮設トイレが並んでいるとの記事もありました。避難所のトイレは浄化槽が万全でなく、流しすぎてパンクしないよう併用しているといいます。
同地震から5カ月が過ぎた今も、被災者らは水道の復旧の遅れにより不便な生活を強いられていることに驚きます。
いま改憲勢力は、災害時などは国会の機能が停止するなどと称して、憲法に緊急事態条項を創設することを主張しています。
しかし、行政や国会が機能する今でも、被災地では異常な事態が続いている。改憲勢力の議論は内閣の暴走に道を開くものであり、被災地の事態の改善にこそ、とことん手を尽くすべきだ―金沢で改めて痛感しました。(写真は金沢市内を流れる犀川)