3年の算数教科書に登場する数理パズル。図形づくりには、目指すかたちを考え、7枚のピースを組み合わせる作業が必要です。大丈夫かなと思いましたが、本人は意欲満々です。
「創造性とやり抜く力を育む機会に」と、図形づくりの下書きのさい、完成度を上げるための励ましやアドバイスを重視しました。
ピースをあちこち動かし、粘り強く模索するKさん。出来上がった作品は「耳の長いイヌ」とのタイトルに。難易度の★はいくつと問うと、「5つ」。
早速、同級生に「やってみて」と作品をすすめ、上級生も「やらせて」とやってきました。「ここがちょっと難しかったな」などの感想も語られ、一角がにぎやかになりました。
Kさんは帰り際、作品を手に、「おばあちゃんに見せたいので、持って帰っていい?」と聞いてきました。父親と祖母に育てられています。
これまでは取り組んだプリント類もなかなか持ち帰ろうとしませんでした。今回はやりがいや手応えがあったのでしょうか。了解すると、笑顔で帰っていきました。