並ぶ中トロの柵。定価から200円引きにするといいます。どれがおいしそうかと尋ねると、「血合いの少ないこれかな」とひとつの品を選んでくれました。
血管などが集まる赤黒い部位の血合い。鮮度がよくないと、においがしたり、味が悪くなるといいます。
勧められた品を購入。すると、「300円引きでいいや。これもサービス」。添えられた品は鳴門巻でした。きっぷの良い売り手に出会う買い物になりました。
並ぶ中トロの柵。定価から200円引きにするといいます。どれがおいしそうかと尋ねると、「血合いの少ないこれかな」とひとつの品を選んでくれました。
血管などが集まる赤黒い部位の血合い。鮮度がよくないと、においがしたり、味が悪くなるといいます。
勧められた品を購入。すると、「300円引きでいいや。これもサービス」。添えられた品は鳴門巻でした。きっぷの良い売り手に出会う買い物になりました。
ややずんぐりとした円筒形で、長さは20㌢ほど。先に細長い根が伸びています。珍しい形だと思い調べてみと、辛味大根のなかの伊吹(いぶき)大根という品種のようです。
主産地は滋賀県伊吹地方。地元では形から「ねずみ大根」とも呼ばれ、煮崩れしないのでおでんやブリ大根などに使われるとのこと。ただ、作り手は最近減っているといいます。
早速、朝食用の大根おろしに。肉質は固く、水分は少な目。辛味はそれほどではなく優しいほうで、甘味もありました。
珍しい大根をくださったOさんに感謝。
Q:説明会の開催日時は決まりましたか?
A:いま事業者(明和地所)と地元(自治会)が詰めている。年内の開催はないのでは。
Q:説明会の案内対象の範囲と軒数は?
A:事業区域をぐるっと囲うように50㍍の範囲だ。軒数は148軒。
Q: 事業区域から50㍍の範囲では史跡のすぐ横の人でさえ説明会の対象外になります。今回は国指定史跡にかかわる問題。「不安や疑問をもつ市民は説明会に来てください」と広く声をかけるのが行政の責任ある対応ではないでしょうか。
A:事業者に、そうした意見があったことを伝える。
Q:今回の建築にかかわる消防や下水道、道路管理などについての明和地所と市との協議書の締結はいつですか?
A:年内は厳しいと思う。
Q:発掘調査はどうなっていますか?
A:県教育委員会も入って、市教委と明和が話し合うことになっている。発掘をいつから実施するかは不明。調査を実施する主体は市ではなく、明和だ。
Q:国分寺史跡広場は広域避難場所です。災害時、何人位の市民が避難すると想定?
「算数の学習が遅れ気味」と、担任の勧めもあって放課後支援教室に来るようになりました。最近は自分からタングラム=写真=に熱心に取り組んでいます。正方形を分割したピースを組み合わせて、図形を作る数理パズルです。図形感覚や考える力、集中力を養うといわれ、3年生の教科書に登場します。
教科書の図形の「家」や「白鳥」などをクリアし、難解な「三角形」や「正方形」にも意欲的に挑戦。「2年生からあるとよかったな」と口にしたので、どうしてと尋ねると、「楽しいから」。
好きこそものの上手なれ。楽しんでやることにより上達して自信を持ち、それを通して広く挑戦する力も育んで欲しいと願っています。
「孫が買ってくれたんだよ」。そばで顔をほころばせながら話す農家のIさん。お孫さんが通勤時、のぼりを扱う店を見つけ、購入してくれたといいます。
けさの野菜は、大根、ホウレンソウ、白菜、ブロッコリー。買い求めた品は新鮮そのものでした。
終わったあとの反省会では、「憲法9条が脅かされているいま、こういう取り組みはやればやるほど良いと思う」。積極的な感想に力を得ました。
そのAさんがこの夏、心臓の病で入院。なかなか退院されないので、励ましの言葉を電話で伝えました。
先日、Aさんから電話があり、年末までには退院できるとの診断があったといいます。そして、「いただいた電話が力になりました」。柔和な表情が目に浮かぶようでした。
お世話になっているなぁと思い、「いつもありがとうございます」と声をかけました。
「どういたしまして」
ひとことのやり取りでしたが、その場の空気と私の心が温かくなりました。
送り主にお礼の電話をかけると、最近、岩手県まで車で出かけたと。お元気そうで何よりでした。
米の主成分は、水分、でんぷん、たくぱく質、脂質、ミネラル。これらがバランスよく配合されているのがおいしいといいます。
送られてきた新米も、ふっくらと柔らかく、粘りと程よい歯ごたえが。幸せを感じながら、おいしくいただいています。
■国史跡の真横に
国指定史跡「相模国分寺跡」(神奈川県海老名市)隣接地の高層マンション計画。市民の理解が得られない中、事業者(マンション大手の明和地所)は「ぼくらの土地。法令に抵触していない。計画通り進める」と強弁します。このまま許されるのでしょうか。
■「14階建てが家のすぐそばに」「広々とした空間が台無しに」
8世紀中頃に建立された相模国分寺。東西240㍍、南北300㍍以上という広大な寺域に、各地の国分寺の中でも最大級の塔・金堂・講堂などが配置されていました。その寺跡は101年前の1921年(大正10年)、国の史跡に指定。史跡の広場は開放的な芝生が広がります。
朝は地域住民のラジオ体操に、昼間は園児や小・中学生の遊び場として使われるほか、盆踊り大会、お茶会、能の舞台にも活用。市民の憩いの場であり、これまで周囲に高層の建物を建てようとする事業者はいませんでした。
ところが今回の建物は14階建て、高さ43㍍。加えて、隣接する民有地との最短が50㌢という設計です。近隣住民は、「大変な圧迫感。14階もの建物が家のすぐそばにそびえ立つことを想像してほしい」と住環境の悪化に憤ります。
広場を利用する市民も、「広々とした空間が台無しになる。今回認められると、続いて史跡の周りに高い建物が建てられかねない」と良好な景観の後退に不安を募らせています。
相模国分寺跡周辺は、高さ制限のない都市計画法・第1種住居地域に設定されています。くわえて海老名市景観条例(09年)の景観推進計画は15階建てまでの建設を可能としています。
他方、同じ国史跡・国分寺が所在する東京都国分寺市の場合、史跡周辺は都市計画法の第1種低層住居専用地域で、高さが10㍍に制限されています。海老名の14階、高さ43㍍の建築は「あり得ない」(担当課)計画です。
また、全国には国史跡の国分寺跡が46あります。これらの隣接地で今回のような批判を集める建設計画は文化庁によれば、「聞いたことがない」。海老名の14階建てが強行されるならば、国史跡・国分寺跡の隣接地では全国初の高層建物となり、「海老名の恥」との市民の訴えはけっして誇大な指摘ではありません。
■合意形成へ 歴史的な役割を
今回の計画が景観問題を抱えていることは内野優市長も、「景観としてはどうかとは思う」(「読売」11月1日付)と認めています。相模国分寺跡と周辺地域は市景観推進計画でも、「景観的な調和」が期待されているからです。
市は、事業者と市民との合意形成を真剣に追求すべきでしょう。まちづくり条例(18年)は、健全な居住環境の確保のため、市と市民、事業者の相互理解や、事業者が市民に十分な説明を行い、意見を計画に反映させることなど、まちづくりへの市民参加をうたっています。市は事業者を「指導はできない」(「読売」同前)といいますが、同条例第4条には良好なまちづくりの推進のため、市が助言・指導を行わなければならないと明記されています。
1300年にわたり先人たちから受け継いできた海老名市の貴重な史跡と景観。市は市民とともに、守り育む歴史的な役割を担うことが強く求められています。
このたびは貴重な品を頂戴し、恐縮しています。
江戸時代から続くという老舗の「うなぎ山椒佃煮」。とても美味ですね。
温かい新米の上にのせて、お茶漬けでいただきました。良質のうなぎのうまみが甘辛さの中に凝縮されていて、ごはんがどんどんすすみました。心からお礼を申し上げます。
外国の子どもも学ぶ夜間中学を手伝われているとのこと。頭が下がるとともに、「老いに負けず、笑顔で前に進みます」とのお言葉に励まされています。
寒暖の激しい毎日、くれぐれもご自愛のうえ益々ご活躍ください。
とりいそぎお礼まで。
今月26日は柿の日です。正岡子規の名句「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」が詠まれた日にちなむといいます。
近くのスーパーで奈良産の柿を買いました。とても甘く、おいしい柿でした。
横浜市の20歳の男性でした。ペンを走らせたに理由を尋ねると、「俺、保守だから、いまの平和は守らないとね」「だから戦争には反対」。筋が通っていました。
あわせて思いました。自民党など今日の改憲勢力の最大の狙いは、憲法9条への自衛隊の明記。軍隊を保有する戦前の憲法に逆戻りさせることにほかなりません。
これって、「保守」のやること?!
日本の民主主義のために、あきらめず最後まで訴えるーー安倍晋三元首相の「国葬」が強行された27日、神奈川県海老名市の九条の会は、海老名駅前でスタンディング行動を繰り広げました。
緊急の呼びかけにもかかわらず、「駅前に立つのは初めて」「匿名で」などの市民も含む28人が参加。強い日差しの中、「国葬を憲法は認めていません」と筆書きされた大型の横断幕や、「国民主役の政治を」と記されたポスターなどを手に30分間、サイレントでアピールしました。
道行く市民の注目を集め、70代の女性は、「加計学園問題で赤木さんは自死せざるを得なかった。安倍さんは捕まってもおかしくない人です。そのような人を国葬にするなんて」と怒りをぶつけるように話しました。また、駅前自由通路の監視員が「私も国葬には反対だ」と語る一幕も。
同行動は東京新聞と神奈川新聞から取材を受け、翌日、写真付きで紹介されました。参加できなかった会員のSさんは、「真摯に取り組まれている様子が手に取るように伺えます。ここにも応援団がいますので頑張れ!」とのメールを寄せました。(写真は東京新聞9月28日付)
情勢が大きく動き、安倍晋三元首相の「国葬」に強い怒りが広がっていることを実感する行動となりました。
神奈川県海老名市の九条の会が10日、海老名駅前で取り組んだ宣伝行動。強い日差しの中、「国葬を憲法は認めていません」と記された大型の横断幕を背に、12人がシール投票や「国葬」中止署名、ポスターの掲示、スピーチなどに取り組みました。
シール投票には、50分で184人が自分の意思を表明したいと次々に参加。150人(82%)が「国葬」に反対し、賛成の32人(17%)、中立の2人(1%)を大きく上回りました。
相模原市の40代の男性は、「安倍さんが消費税を上げたことで、生活は苦しくなった。本来は国民にざんげすべき人だ」と怒りを表明。綾瀬市の60代の女性も、「国葬は本当は奥さんの昭恵さんが辞退したっていい」と訴えました。
参加者からは、「中止署名に近づいてくる人が続いた。署名活動では久しぶりだ」「疑惑まみれの安倍さんに16億円も使うなんてと、税金投入への怒りはすごく強い」「国葬に使うお金があるなら、給食に使って欲しいと話す横浜の中学生がいた」などの感想が語られました。
見学した市民は約1500人に。市役所を用事で訪れ、そのついでに、広島・長崎の惨劇を伝える写真パネルの前で足を止めたという市民も少なくありません。平和への願いを広く育む貴重な催しです。
ホールでは遺族会の方が見学者の数をカウントしていました。あいさつに伺うと、机の上の封筒に見覚えのある名前が。九条の会の会員でもある遺族会の方がみえていたのです。遺族会と会との交流はこれまで皆無でした。
後日、その方に電話すると、父親はルソン島で戦死し、母親が手にしたのは白い箱だけだったといいます。そして4年前、当地の九条の会が主催した元財務相藤井裕久さん講演会に参加し、入会。藤井さんが「憲法9条は命をかけて守る」と訴えたことが忘れられないとも。いくつも共鳴する話が続きました。
産地は、帯広市近くの芽室(めむろ)町。収穫したばかりの「ゴールドラッシュ」「ホワイトショコラ」などの品種が生産者の名前入りで、箱に詰められていました。
早速、ゆでると、ぎっしりした実は鮮やかな白や黄色に。
口に運ぶと、糖度が高いこと!
北の大地の味を満喫できる幸せを感じています。
えびな・九条の会は8月15日、海老名駅前で、「生かそう憲法」駅前スタンディング(70回目)を実施。憲法改悪反対署名が23筆寄せられ、会報の読者が8人増えました。
気温34度という猛暑の中、新しい人も含む15人が参加。「憲法が生きる日本を」「なぜ『国葬』ですか」「ウクライナに平和を」などのプラカードを掲げました。
病院帰りという厚木市の70代の女性は、「戦争って、いいことは一つもない」と憲法署名にサイン。
その10分ほどのちに近づいてきた海老名市の80代の女性も、「戦争は何もいいことがない」と署名。戦争で親を失い、苦労する子どもを見てきたと語りました。
スピーチでは5人がマイクを握り、戦死者を一人も出していない憲法9条の値打ちなどについて訴えました。
えっ、Oさんもはっきり言うんだと思いました。
確かに、税金の支出を伴う「国葬」は岸田首相が国会にも諮らず打ち出した方針です。甚だ疑問であるし、安倍元首相の足跡については国民のなかで議論が分かれるところでしょう。
他方、コロナの「第七波」は過去最大の感染拡大になっていますが、政府の対応は後手に回るばかりです。筆者の職場でも先日、同僚が感染。周りにいたものは病状を心配するとともに、「自分は大丈夫か」と不安になりました。でも職場に検査キットはひとつもありませんでした。
政府に対して、国民の新たな批判が広がらざるを得ない情勢です。
腰を下ろして、雑草を取る姿はたいへん小さく見えました。外出時には杖をついてゆっくり歩き、最近は外出も控えているようです。申し訳なく思い、声をかけました。「暑いですね。また私もやります」
翌日、残された雑草を取りました。主が取りまとめた雑草の上に置くと、丸く盛り上がり、“共同作業”の証のように見えました。
直筆で、「大変恐縮している」と記された丁寧な文面。忙しい毎日であろうにと思うと、感心するばかりでした。
Tシャツは引き続きラジオ体操時などに愛用し、着心地は良好です。
老舗企業で働く人の気概とあたたかさに触れる機会になりました。
11人が参加。「生かそう憲法9条」「くらし破壊の大軍拡NO!」などの手書きポスターをサイレントで掲げるとともに、憲法改悪を許さない全国署名を呼びかけました。
特筆したいのは、参加者のAさんが初めて署名板を持ち、憲法署名を呼びかけたことです。
Aさんとの出会いはやはり駅頭宣伝でした。2年ほど前、たまたま通りかかって憲法署名にサイン。そのご、憲法講演会などに参加するなど交流を重ね、駅頭宣伝にも参加するようになりました。
宣伝終了後、Aさんが感想をこう話しました。「50代の女性から、『どこかの政党の取り組み?』と尋ねられたので、平和を守る一点で第2土曜日に取り組んでいると説明し、署名に応じてくれました」
同行動ではスピーチを行ったSさんの感想も心強いものでした。「しどろもどろで恥ずかしいです。でも、少しずつ抵抗はなくなってくるものですね」
与党が改選過半数の議席を得た参院選。改憲を急ぐ発言が続いています。しかし、民意を読み違えてはならないし、憲法を守る草の根の市民運動でも新たな前進が生まれています。
ラジオ体操会場の相模国分寺跡広場=写真=のすぐ横に、14階建てのマンションが建てられようとしています。高さ43㍍。現在、周囲にそうした高さの建造物は皆無です。Nさん宅はマンション予定地に隣接しています。
相模国分寺は、741(天平13)年の「国分寺建立の詔(みことのり)」により、海老名に建立されました。諸国の国分寺でも珍しい法隆寺式の伽藍(がらん)配置で、東西240㍍、南北300㍍以上という広大な寺域でした。1921(大正10)年には礎石や基壇の一部が残っていたことから、国の史跡となりました。
現在、緑の芝生が広がり、開放感があふれる同史跡広場。青空を広く仰ぐことができ、丹沢の雄大な山並みも望めます。子ども盆踊りやお茶会の会場として、また、能の舞台としても使われています。市民に親しまれる貴重な歴史的資源にほかなりません。
海老名市の景観条例に基づく景観推進計画(2009年)でも、「本市の景観の基盤」と位置づけられ、周辺の建造物には「突出しない高さとする」と、事実上の高さ規制が課せられています。今回の建設業者にも、コンプライアンス(社会規範遵守)が求められることは当然でしょう。
地元の自治会が「国史跡の景観を守ろう」と署名運動に立ち上がっています。署名の呼びかけ文には、「悲観も楽観もせず、たんたんと進めます」と記されています。
一つ、気がついた。通常は縫い合わせている脇下の両サイドに縫い目がない。なぜだろう?。製造元の会社に電話をかけると、応対したTさんの説明が丁寧だった。
丸い円柱状の反物をサイズごとに裁断しているという。反物のロスが少なくて済むし、縫い目がないほうが肌に触れたとき、ストレスがかからず、着心地もよいはずと。加えて、襟元が「ダラーと伸びないように」縫っていることもこだわりだと話す。
同社のTシャツは「日本製の原点」が売りだ。1950年代半ば、まだTシャツという呼び名が広く知られていない時代、「色丸首」というTシャツの先駆けを縫い上げた。
きっかけは、空襲で焼け野原になった東京に駐留した米軍の兵士が着ていたシャツだった。それまで下着とされていたシャツだが、「染めると、外出着になる」との発想が生まれたという。大手との競争もあり、「つらいときもあった」が、実直に日本製Tシャツの専門店としてモノづくりに励む。
「最近は日の目がちょっこと見えたかな」と話すTさんに、ラジオ体操などに着て行くと体を動かしやすいですよと伝えた。「ありがとうございます。こんど店にぜひお寄りください」と明るい声が返ってきた。
東京都出身の93歳。戦争中の中学時代、露店商で忙しい親の代わりに千葉や茨城へ食料の買い出しに。交換用の着物などがなく、農家に言われた鍋を買い、リュックに詰めて出かけたこともあります。
学校に行っても動員や軍事訓練ばかりでした。動員先は造船所。爆弾を積む一人乗りの特攻艇がベニヤ板で造られていました。
東京大空襲では向島(墨田区)の自宅が全焼。荒川の土手まで逃げ、見下ろすと火の海でした。「そのあとはあっちこっちを転々と。思い出したくないね」
戦後、左官や大工の手伝いなどを経て、役所の清掃課に勤務。地域では自治会長も。7年程前、厚木市の自主夜間中学えんぴつの会を知り、勉強したいと思いました。
毎週木曜日、リュックに教材やノートを詰め、バスと電車を乗り継いで会へ。ボランティアの前川喜平元文科省事務次官からは憲法について、国民のためにあると教わりました。
「行くたびに勉強になる」。前を向いて歩んできた人生です。
困ったときの社会的支援や国民の健康寿命、自由度などをもとにする国連の幸福度調査。このトップ10に、軍事費トップ10の国は一つも入っていない。
大軍拡は戦争の引き金になり、くらしも押しつぶす。今でも54位と低迷する日本の幸福度が、さらに低下するのはゴメンだ。
「行ってきまーす」
2人は高校生と中学生。横浜まで電車通学しています。
Tさんと少し離れて体操をする私。そばを通る2人に、「行ってらっしゃい」と声をかけます。
最初の頃ははにかむような小さい声でしたが、いまははっきりした声が当方にも返ってきます。「行ってきまーす」
最近は私のそばで体操をする牛乳店のOさんも、「行ってらっしゃい」と声をかけています。2人の笑顔が増したように見えます。
交わす朝の短いあいさつ。ただそれだけですが、清々しい気持ちになります。
先日、「幸福度世界一のフィンランドってどんな国?」と題する講演会に参加しました。講師は駐日フィンランド大使館広報室の堀内都喜子さん=写真=。40代のある参加者は、「日本の状況との差にクラクラする」と感想を語りました。
講演で印象深かったのは教育の分野についてです。義務教育は18歳までが対象で、教材も給食も無料。学ぶ喜びや、競争より協力が重視され、学習内容については国の指針があるものの各学校に裁量権が与えられています。政治教育関係では実際の政党・候補者を対象にした模擬投票も実施されています。
それらの趣旨や目的については、「社会に積極的に関わる大人や、自分から行動する人間を育てるため」と説明されました。
今回の参加者は100人余。うち10代が7人で、市の広報などで知ったといいます。その一人は、「男女平等、自由に対する取り組みが充実していて、すごいと思った。ぜひフィンランドに行ってみたい」。若い世代の興味や関心を呼ぶ講演であったことがわかります。
日本国憲法も個人の尊厳の尊重を大理念とし、教育の無償化や学問・表現の自由などをうたっています。フィンランドの魅力にも学びつつ、憲法が花開く希望ある日本をいっそう目指したいと、改めて思いました。
途中、由緒ある寺に立ち寄る。境内は青もみじが彩り、清々しかった=写真=。
旅館では温泉に3回入浴。低アルカリ性の泉質は肌に優しかった。早朝の露天風呂からは露に霞む山々が望めた。
客室係は気さくな方で、コロナ禍では休館を余儀なくされたという。客足は戻ってきているが、まだまだ予断を許さないとも。室温などにも気遣い、帰途のさいは見送りに出てくれた。
自然にいやされ、ホスピタリティ(丁重なもてなし)に接した旅。日常への英気も養われた
。
昼下がり、私鉄駅前で行われた「生かそう憲法」スタンディング行動(地域の九条の会が主催)。14人が参加し、その一人、Oさんは40分ほどバスに乗って近隣の町から初めて駆け付けました。
「これ、掲げてもよろしいですか」。持参したポスターには手書きでこう記されていました。「憲法は私たちの権利を保証し、権力者の権力の及ぶ範囲を制限するもの。自由を守ろう、9条を守ろう」=写真=
Oさんらがポスターを掲げ、スピーチも行われるなか、「憲法改悪を許さない全国署名」には21人の市民がペンを走らせました。大勢の駅利用者が途切れることなく行き交う路上で、また、暑い日差しも降り注いでいましたから、立ち止まって氏名と住所を記す行為自体、けっして容易なことではありません。
一度通り過ぎたのち、引き返して来た綾瀬市の25歳の男性。「ロシアの戦争はやはりだめだと思う。なぜ話し合いや外交を大事にしないの?」と署名しつつ語りました。相模原市と多摩市の60代の女性2人組みは、「ウクライナでは町が壊され、大勢の市民が殺されてるでしょ。もう胸が痛くなる」と真剣な表情で話し、署名に応じました。
同行動では初めて絵本の朗読も行われました。沖縄の小学一年生の詩「へいわって すてきだね」が紹介され、読み上げたSさんが感想を語りました。「子どもたちが見てくれた。毎回読みたくなりました」
行動を終えて帰宅すると、90歳のAさんがやってきました。「憲法記念日までに集めたいと思ってね」と差し出されたのは憲法署名でした。その数、400筆。小学校教員時代の教え子や友人、近所の方に協力を依頼し、集めたとのこと。限りなく励まされたことはいうまでもありません。
ラジオ体操の広場に着くと、「3時頃、外を見ると、満天の星だった」とKさん。
「きょうは新月だよ」。こう応じたのは90歳のIさん。「この歳になると、することもないから、毎日、天気をチェックし、ノートに書いている」
天気や近況を語り、コミュニケーションをとる仲間たち。穏やかに過ごすうえで、心がけていることの一つなのかもしれません。
大型連休中のけさの参加者は35人。ことし最多の数でした。
大前提として、日本の国民は政府の行為による戦争の惨禍を拒否している(憲法前文)。
これを踏まえると、「戦争する国」づくりの動きには警鐘を乱打しなければならない。
現政権が繰り返す敵基地攻撃能力の保有は、日本への攻撃がなくても相手国に爆弾を落とす、先制的な戦争のためのものだ。この保有論と一体の安保法制(2015年成立)も、米国等の戦争に加担するものであり、廃止される必要がある。
国の主権や国民の命を守る最大の力は何か。紛争の平和的解決を定める国連憲章に沿う外交の継続的な努力であり、反戦世論を内外に圧倒的に広げることであろう。
日本には揺るぎない実績がある。戦後、2度と戦争をしないために、いっさいの戦力を持たないと先駆的に決めた憲法9条や、国民の粘り強い平和運動のもと、海外で武力を行使しなかった。攻められることもなかった。
「がんばってください」
ウクライナの事態に心を痛め、平和運動を激励したいと考えたのか。
これも縁ですからと憲法改悪に反対する全国署名を勧めると、躊躇なくサインした。
陽気のもと、冷えた缶コーヒーが元気をくれた。
開会前、昨年3月まで勤めた職場のリ-ダーが同じ会場にいたので、挨拶に行きました。
すると、笑顔で、「いつでも戻ってきていいからね」。
もちろんジョークを込めた言葉ですが、包容力や温かさを感じ、なんだか明るい気持ちになりました。
人間の言葉って、心を動かすすごい力を持っていると、改めて思います。
ラジオ体操仲間のTさんは農業を営んでいます。11月に植えた青首大根が出荷できるようになったとのこと。
「自分が食べるから無農薬だよ」
直売所にも並ぶ大根は、丸まるとした立派な形=写眞=です。
購入し、煮物に。
鍋でコトコトというシンプルな料理ですが、新鮮な大根の深いうまみとコクを確かめることができました。
玄関先で市役所の職員から差し出された小型のダンボール。紙パックのリンゴジュース(200ml=写真=)が入っていました。
市主催「健康づくりマイレージ」の取り組みに、ラジオ体操や健診などの記録を書いて応募していました。
持ってきた職員も、受け
取る側もニッコリする好企画です。
けさの桜は連日の暖かさで、6分咲きほどに。体操開始前の会話は、近場ではどこの桜がきれいだという話で盛り上がりました。
体操のやり方も普段は教室型ですが、桜のそばでは輪になってイッチ、ニィ、サン。
それぞれの動作
が見えて、一体感も増すようです。
サッカーJ1のヴィッセル神戸がクラブのスポーツダイレクター(SD)に、永井秀樹氏を就任させた問題。氏は前所属チームの東京ヴェルディで、選手やスタッフにパワーハラスメントをはたらいたとして、日本サッカー協会より、チーム監督に必要なS級ライセンスの一年間の停止、研修や社会奉仕活動への参加が決められていた人物です。この認定は今回のSD就任の10日程前に下され、氏が謹慎中であったことはいうまでもありません。
SDは選手の強化や育成年代の統括を担う要職です。神戸では監督と同等、ないしはそれ以上の権限を持っています。それゆえ今回の人事は、運転免許停止中の人物を、自動車教習所の主任教官に座らせたようなものと揶揄される始末です。
そもそもパワハラは人権を侵害する犯罪同然の行為です。神戸にはコンプライアンス(社会規範遵守)の認識について、厳しく問われる必要があります。
今回の人事について神戸の親会社・楽天側からは、永井氏に「セカンドチャンスを」との発言がありました。では、パワハラの被害者が謹慎中の”入閣”をどう受け止めていると考えているのか、その救済についてもどう対応するのか、ぜひ聞きたいところです。
神戸は今月11日の対鹿島とのホーム試合前、両チームの選手が「STOP WAR」の看板前で撮影する場面(写真)をセットし、注目されました。社会的な視野を持つクラブならば、人権の尊重は、平和の原理の根底にある大原理だとの理解を持ち合わせてもよかったのではないでしょうか。
今回の人事の速やかな見直しを、強く求めます。
きょうは朝から快晴です。最高気温18度。ソメイヨシノが当地でも咲き始めました。
淡いピンクの花びらが可憐です。
その横を友だちとじゃれ合いながら小走りに帰る小学生。終業式を終え、開放感に満ちた表情でした。
それでもラジオ体操の広場には27人の仲間が集合。農家のTさんは、「いまはカボチャなどの苗づくりをやっているよ。種の値上がりは頭が痛いね」。東京・青山に墓参りで出かけたというKさんは、「原宿は大勢の若い人でにぎやかでしたよ」。
ラジオ体操に参加し、間もなく一年を迎えます。春夏秋冬の朝を体験したことになりますが、「一年は早かった」というのが実感でしょうか。
雨が降らない限り、毎日行われるラジオ体操。当然、仲間たちとは限られた時間ですが、毎日顔を合わせます。
コロナ禍が続いているだけに、寝坊等で休んでもその翌日は、「どうしました?」と心配してくれる仲間たち。気持ちの良い新しい出会いが広がったと、振り返ることができる一年です。
江戸幕末の1862年の創業以来、佃煮一筋という老舗の品です。店主が職人に頼ることなく、自ら釜前に立って製造し、燃料は昔と変わらず薪を使用。支店はなく、本店による販売のみといいます。
容器の曲物(まげもの)に詰め合わされた素材は、昆布、シラス、アサリ、エビ、ゴボウ。調味料は、しょうゆ、砂糖、ショウガ、みりん、唐辛子。甘辛い味は純度が高く、素材の風味を引き出しています。
ごはんのお供のほか、おにぎりの具としても、おいしくいただきました。
川崎市の20代の女性は、憲法改悪反対の全国署名に応じつつ、「戦争反対にちょっとでも関われたら、うれしい」と笑顔で発言。署名版に歩み寄った町田市の女性(43)は、「12歳の子どもがいます。日本には戦争放棄の憲法9条があるから、本来、外国を攻めることはできないし、攻められる理由もない。この9条を変える動きには反対です」ときっぱり語りました。
行動に多額のウクライナ支援募金を持ち寄った市民がいたほか、憲法署名には
40人がサインしました。
ロシアのウクライナ侵略から2週間。街や原発への攻撃が続き、子どもを含む大勢の市民が殺されています。医薬品不足なども深刻化しています。胸が張り裂ける思いとの声が当会にも寄せられています。
ウクライナ侵略が紛争の平和的解決を定める国連憲章に反し、大義がないことは明白です。ロシアは国連総会で完全に孤立しました。
無謀な侵略をやめさせる決定的な力は世論です。「ロシアはウクライナから即時撤退を。武力による支配は絶体許さない」――この声を世界の人々と連帯して海老名からも広げましょう。
日本政府に対しても、「改憲論議ではなく、戦争放棄の憲法9条を世界に発信するとき」と、いっそう訴えようではありませんか。
記
〇行事名 「生かそう憲法」駅前スタンディング行動―ウクライナに平和を!
〇日時 2022年3月12日(土)13時半~
〇場所 海老名駅東口自由通路
〇内容 プラカード(ウクライナ国花のヒマワリを入れました)をサイレントで掲げます。各自の宣伝物も大歓迎です。憲法署名も用意します。スピーチも可能です。5分でも10分でもぜひご参加を。
〇主催 えびな・九条の会