2018年3月1日木曜日

戸惑う市立図書館での利き酒会 


  神奈川県海老名市立有馬図書館の利き酒会(2017年11月11日、有料500円)について、「飲酒を公的に勧める印象を与えかねない」との懸念の声が上がっています。
 
 飲酒にはストレスの緩和等、メリットがあると言われる一方、アルコール健康障害対策基本法は飲酒問題について、本人の健康障害の原因になるほか家族への暴力・虐待にも結びついていると指摘。国や自治体に予防の教育・広報を促し、啓発週間が11月10日から16日に設定されています。利き酒会は同期間内に開かれました。
   
 また、利き酒会は有馬図書館の飲食ルール「飲食禁止」との適合性も問われています。市は「ふたつきの飲み物はOK。ホームページ(HP)の案内を修正した」と、図書館と市民を結ぶ海老名の会に回答しましたが、そのごもHPには「飲食禁止」が残っています。
 「利き酒会はふたつきで行われたのか」との疑念とともに、市民は戸惑うばかりです。