昨日5日、近所の小学校の校庭入り口に新型コロナウイルスの感染対策のためとして、「立ち入り禁止」の看板が市教育委員会名で掲げられていました=写真=。
市教委に電話しました。担当者によれば、「現在、校庭は立ち入り禁止だが、本日、校庭の開放を来週の9、10、12、13の4日間の10時から11時30分まで行うことを決めた」
いま、子どもを感染リスクから守ることは大切ですが、保護者にとって日中の子どもの居場所の確保は切実な課題です。子どもも休みが続くなか、ストレスをためがちです。
川崎市は小学校の校庭や体育館などを平日午前8時半から午後2時まで開放しています。当市の開放時間は短すぎないか。開放時間が短いと、利用する児童の密度も高くなります。
小学一年生がいる知人に市教委とのやり取りを紹介すると、「子どもは校庭開放については時間が短かすぎて、往復に40分をかけていくほどの価値を見い出せない様子」とのこと。続いて、「今回の長い休校(当市の市立小中学校は3月2日から25日まで)で、子どもの学習の機会や友だちとの交流が突然失われました。それらがこんご、どのような形で補われるのか、すごく不安です。私も親としての気持ちを市役所に話してみます。やはり声に出さないと伝わらないので」と語りました。
安倍晋三首相は全国一律休校を判断する前に、医療や教育の専門家はもとより、親の声、当事者である子どもの考えを聞くべきであったと思います。心の準備をする間もなく学校生活(3学期)を強制的に終了させられた子どもたちに、どのような影響がでるか、想像力が欠けているといわざるを得ません。
いま、黙って政府の言いなりになるのではなく、主権者として声をあげることの大切さを痛感しています。