2016年6月26日日曜日

すがすがしい“法則性”

 サッカーJリーグの第1ステージで昨夜、応援する鹿島アントラースが優勝しました。けさのスポーツ新聞には快挙が大きく紹介されています(写真)。
  Jリーグには豊富な資金力を生かして、優秀な選手を擁するチームがあります。対して鹿島は資金力の限られたチームです。その鹿島がJリーグで最多の優勝を誇るまで強くなった。特筆すべき理由の一つは、チームの団結力や結束力が生かされていることです。
意見を言い、親しく支え合う
 鹿島は長年、「アントラーズファミリー」といわれる通り、選手やスタッフが家族のように親しく支え合うことを重んじ、結束力を高めています。
  この結束力とは、お互いのプレーに意見があっても遠慮してモノを言わないということではありません。今シーズンの鹿島も試合中、選手同士が意見を言い合うという場面がありました。それがあっても、またそうであってこそ発奮し、結束力が増す。確かに同試合は逆転勝ちしました。
 また、欧州のクラブに所属する2人のOB選手は現在帰国中ですが、鹿島の練習に参加し、昨夜は試合会場で応援しました。
試合采配にも人間性を加味
 昨夜の試合には今週退団の決まった選手も出場しました。15年という長年の労苦に報いる、温情ある計らいをチームの指導部が行ったのです。サポーター(昨夜は3万人余)も同選手の出場を求めて大声でコールしました。
 勝敗を競うプロのチームで、去っていったかつての仲間も大事にされる。優勝のかかる試合の采配にも人間性が加味される。寛容や包容力が大切にされ、それが勝利に結びつく。すがすがしい“法則性”が感じられるのではないでしょうか。

2016年6月21日火曜日

30年前の山岳本 至急除架を

2016年6月21日
海老名市長 内野 優 様
           
 図書館と市民を結ぶ海老名の会

                
山岳遭難 最多に
 夏山シーズンを迎え、登山やハイキングが計画されています。登山ルートや山小屋、火山活動などの確認は必要不可欠です。台風や火山帯が多い日本では岩場の崩落等も少なくありません。2015年の山岳遭難は発生件数が2058件を数え、統計が残る1961年以降で最多となっています。
 従って図書館では通常、内容が古くなった山岳本は除架・除籍され、新しい情報を載せたものが開架書架に置かれています。

使用不能の電話番号も掲載
 ところが、神奈川県の海老名市立中央図書館(海老名「ツタヤ図書館」)の「登山ガイドブック」コーナーには、内容の古い図書が公然と置かれています。なかでも「日本の名峰」(山と渓谷社)のシリーズ本は30年前の本です(写真)。
 その一冊、『中央アルプスと御岳』(1986年発行)は山岳写真のほか、登山コースが詳しく紹介され、「コースタイム」「交通」も記されています。しかし、御岳は2014年に噴火。噴火災害での死者数が戦後最悪の58人となりました。
 また、「日本の名峰」の各巻には山小屋とその電話番号も紹介されています。山小屋は登山中の緊急時、避難先にもなることは周知の事実ですが、『立山・剣・薬師』(1985年発行)掲載の剣沢小屋に電話をかけると、「現在使われていません」の声が流れます。
 『槍・常念・燕岳』(1985年発行)の池ノ平小屋は「収容人員100人」と紹介されていますが、電話に出た男性は「100人は昭和の時代だ」と驚き、収容人員を「いまは30人」と話しています。同書の裏表紙には「書庫」のシールが貼られたままです。  

市「除籍基準」に照らしても
 現状とは違う山岳本を利用者の見える開架書架に置くことは、その安全や命を脅かす危険さえ招きかねません。海老名市立図書館の「除籍基準」にも「出版年が古く情報源として適さなくなったもの」は「除籍により蔵書の更新」を図ると明記されています。
 中央図書館で古い情報を載せる山岳本が開架図書とされていることは、直ちに改める必要があります。除架等の手続きをとることを強く要望します。
 本要望に6月30日までに回答されることを、併せて求めます。

2016年6月19日日曜日

「ゆるくなってきた」

  「署名してもいいですか」
 戦争法の廃止を求めるきょう19日の署名行動。声をかけてきたのは若者でした。
 思いを尋ねると、「ゆるくなってきたなと思う」とポツリ。
 一瞬、不明で、どういう意味か再度尋ねました。
 「日本は戦争を放棄した国なのに、集団的自衛権利を行使するというじゃないですか」
 15歳だと語る若者は、戦争法にみずからの言葉で反対の意思を示したのでした。
 感銘を覚えつつ、近づく参院選でも憲法問題などに引き続き関心を寄せてほしいと声をかけました。

 このほか6人が筆者の署名用紙に署名。7歳のとき横浜で空襲を体験した女性は、空襲直後の街頭にゲートルを巻いた兵隊が倒れていて、「水、水」と訴えていた光景が忘れられないと語りました。
 「この子も署名していいですか」と言いながら、小学4年生の男の子といっしょに署名に応じる女性もいました。
 きょうの署名行動も毎月の定例宣伝の一つですが、平和への願いを一筆にこめる署名者が続き、元気をもらう行動になりました。

2016年6月12日日曜日

和やかな清掃活動

 きょうは午前中、自治会の清掃活動がありました。場所は児童公園。強い日ざしのもと、かまを使いながら雑草採りに励みました。
 今回は終了後、豚汁の炊き出しも。野外での炊事でしたが、具材は豚肉、大根、人参、ごぼう、里芋と多彩で、大きな釜で作ったためか、大変おいしかったです。
 親といっしょに幼児や小学生も参加。豚汁をいっしょに食べながら和やかな雰囲気も生まれ、気持ちのよい清掃活動になりました。(写真は清掃後の公園)