安倍晋三首相は先の内閣改造後の記者会見で、「憲法改正への挑戦」と語り、改憲への執念を示しました。しかしいま、国民の間に改憲を期待する機運がないことは、世論調査はもとより、地域の九条の会のとりくみでも明らかです。
先日の駅頭宣伝(写真)のさい、70代と思われる女性が足を止め、勢いよく9条改憲NO!署名にペンを走らせました。
―思いをひとことお聞かせください。
「安倍さんは内閣改造や憲法を変えることに熱心だけど、台風の被災者の支援にもっと力を入れるべきよ」
―同感です。
「安倍さんは韓国ともけんかしているでしょ。私は韓国のテレビドラマが大好きなの。お隣の国とぐらいは仲良くしなくちゃ。やっぱり安倍さんをやめさせないとだめよ」
パンチのある発言が続きました。
次は30代の女性がサイン。
「戦争は絶対反対なので」
簡潔なコメントは、憲法9条を守ることと、戦争反対の思いが結び付いていました。
16歳の女子高校生も署名に応じました。
「憲法9条を守ることは、自分の将来に関わることなので大事だと思います」
将来の真剣な模索が9条を守ることにつながっていました。
1時間余の5人の行動で署名数は59筆。幅広い年代の人びとが応じてくれました。この2年弱の署名の合計数は私たちの9条の会だけでも3314筆に。安倍首相が改憲をあきらめるまで、改憲NO!の声を草の根に広げ続けたいと思います。